(Editor) | 09, Aug, 2019

山谷佑介、ヨーロッパへ行く。

Yusuke Yamatani’s performance tour in Europe

『Them magazine』でも度々撮影を手がけてくれる写真家、山谷佑介さんが自身のプロジェクト『Doors』のヨーロッパツアーのためのクラウドファンディングを行なっています。

『Doors』とは写真と演奏を融合したパフォーマンスアート。ドラムセットに設置した撮影機材により、ドラムを叩くたびに自動でシャッターが切れ、周りのモノクロプリンタから絶えず山谷さんのセルフィーが出力されるというもの。
処女作『TSUGI NO YORU E』で出会った友人たちの日々を記録し、『ground』では自身が慣れ親しんだライブハウスやクラブの床に貼ったプリントに残された足跡や吸い殻、こぼした飲み物でその一夜の軌跡を刻み、『Into the Light』では深夜の住宅街に見知らぬ家を赤外線カメラで撮影。山谷さんは写真を撮るという行為、そして撮られる人や物との距離を考え続けてきました。そんな彼が次に被写体に選んだのはほかでもない自分自身。それも、10代のころから続けてきたというドラムを使って。

2018年に京都で初めてのパフォーマンスを行って以降、数回にわたり実施してきたこのプロジェクトをもっとたくさんの人に見てほしいとの思いから、ヨーロッパツアーを企画したとのこと。渡欧前最後のパフォーマンスが先週WWWβで行われてきたので行ってきました。

2 3

(写真に撮ると周りも明るく写りますが、実際は山谷さんとドラムだけがバッと現れる感じ)

真っ暗な会場、演奏が始まると徐々に切られるシャッターのフラッシュ。絶えず演奏しているのに、山谷さんの姿は光が焚かれた一瞬しか見えない。スティックを振り上げたり、スネアを連打したり・・・。不規則に現れる瞬間瞬間のポーズが強烈に焼きつく。ノンストップで響き渡る爆音と、まるでコマ送りのような目の前の光景のギャップが生み出す違和感が会場全体を包んでいました。
(普段の感じから)決して自分が写真に写ることが得意なタイプではないように見受けられる山谷さん。これまでの作品や経験を経て考え出したこのプロジェクトは、写真を撮るということとドラムを叩くという彼の根本的な活動を一つにまとめ、ストレートに表現した作品で、不規則に生み出されるセルフィーが主題だと思っていました。でも実際には、演奏を通じてその場に集った人々の瞼に、刹那的な強いイメージを叩き込むための”撮影”なのだと感じました。山谷さん、あってます?違ってたらごめんなさい。

c1dbe02de3870494f1163b0b17f4467b_original

(演奏後、床に落ちていたプリントを一枚持って帰りましたが家に忘れちゃいました。写真は山谷さんのクラウドファンディングページからお借りしてます。まさにジム・モリソン。。。)

ちょっと腰の重い金曜午前2時の渋谷だったけど、、、行かなかったら後悔するであろう、素晴らしいパフォーマンスでした。
そんな『doors』のヨーロッパツアーのために始まったクラウドファンディング。締め切りを前に目標金額を達成したそうですが、14日まで募集中です。ブログの一番上のリンクから飛べます。
(本人曰く、目標金額もあくまでツアーができる最低ライン、だそう)

67567189_2375647302527992_912566914155282432_n

ツアーのフライヤー。

きっと、海外の人たちもノックアウトされるはず!

凱旋帰国後のパフォーマンスを心待ちに、
興味のある方は、ぜひプレッジ(支援のこと)してみてください。