(Editor) | 23, Apr, 2020

Stack Magazinesと「Sexy?」

気が付けばブログを8ヶ月以上放置していた。 前回書いた山谷さんはその間にヨーロッパツアーから無事完走し、帰国報告展覧会を終えて、新しい作品まで制作しているというのに…。 弊社は校了を終えて、現在リモートワーク中。溜めに溜めた精算業務や長い間見て見ぬ振りをしてきた整理作業、最近社内に導入したシステムの移行作業などやることは山積みだからネ、と自己弁護し続けてきたけど、開くたびにアップされている他の編集部員の更新を見ていよいよ「お前はいつ書くんだ?」という無言の圧力から逃れられなくなってきた…。

そんな自意識過剰なプレッシャーから目を背けながらも、作業の合間を見つけては年明けから購読を始めた「Stack Magazines」の雑誌を読んでいる。「Stack Magazines」とは言うなればインディペンデントマガジンのサブスクリプションサービス。購読すると月に一回、世界中のインディーズ雑誌から独自にキュレーションされた一冊が届きます。さまざまな海外誌を取り揃えている書店でも見られないようなユニークな雑誌のチョイス。同封されているファウンダーのレターを読むと、なぜこの月にそのマガジンを選んだかがわかります。付け焼き刃の受験英語がすっかり消え去ってしまった自分にとって長文の記事を読むのはハードルが高いけど、写真やイラストを見るだけでも十分楽しい。

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年明けから購読を開始して現在手元には4冊。ポーランドの風刺漫画からイギリスのモダニズム建築や建築にフォーカスした雑誌など、内容やテーマは毎号バラバラ。『SOFA』はベルリン特集でも紹介したカルチャーマガジンです。ちなみに赤のしおりも歴とした雑誌。

 

最初に送られてきたのが、ブルックリン発の『OH-SO』。2019年に創刊した女性スケートボーダーをテーマにした雑誌で、発行人のRob Hewittの娘がスケートボードを始めたことがきっかけで作ったそう。アールやトリック中の体のラインを意識したレイアウトデザインがキュート。オリンピックの正式種目となり、スケートがカルチャーのひとつからよりポピュラーなスポーツになっている世相を反映しています。これまではどちらかというと男性のカルチャーと思われているようなスケートを、女子にフィーチャーしているのも今の時代らしい。

スケートだけでなく、ファッションやその他あらゆる分野で男女の垣根がなくなりつつある。次号では、現代におけるそんなジェンダーやセクシャリティの変化を「Sexy?」を切り口に特集しました。誌面ではさまざまな識者の方たちがセクシャリティやジェンダーについて語ってくれています。ステレオタイプな「男らしさ」「女らしさ」が過去のものとなった今、自分らしいあり方がその人の色気として現れてくる…。そんな時代の空気を誌面から少しでも感じてもらえればと思います。発売日の24日は書店はお休みですが、AmazonやFujisanマガジンサービス、その他書店のオンラインストアから。

2020年春夏シーズンも終わりを迎え、次の秋冬シーズンももうすぐそこ。来季はますます、新しいマスキュリニティをたくさんのデザイナーが表現しています。こんな状況だけれども、落ち着いたらまた新しい洋服に袖を通して街へ繰り出したい。来季は《ロエベ》のワンピースや《リック オウエンス》のヒールを試してみるべきか?その前に、リモートワーク中の暴飲暴食でセクシーとは真逆の体型にならないかが心配だ!