Photo by TATSUNARI KAWAZU (from 『BORN IN STREET』issue)

(Editor) | 07, Feb, 2017

リカルドのつぎは誰?

「ジバンシィ」、ティッシの後任はヴァージル?(WWD JAPAN)

先日ニュースでも取り上げたリカルド・ティッシの《GIVENCHY》退任。
その候補として、《OFF-WHITE》のヴァージル・アブローが浮上しているとのこと。

ストリートをモードに押し上げたリカルドの後継者として、同じくストリートブランドの雄である《OFF-WHITE》のヴァージルが手掛けるのは一見理にかなっているような…昨年誌上で実施した取材では、メゾンからのオファーがあれば光栄だとも(こちらはウェブでも読めます)。

確かに、アルベール・エルバスやピーター・コッピングがリカルドによって爆発的に拡大した《GIVENCHY》の規模を維持できるような“ヒット”を連発できるか?と問われるとやや疑問だし(エルバスはもっと職人ぽくあってほしい)、エディ・スリマンのカムバックは両手を挙げたくなるけど、フォトグラファー転向を発表したばかり。となると残るはオリヴィエ・ルスタン。

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《GIVENCHY》がスターブランドに返り咲いた要因の一つ。それは創業者ユベール・ド・ジバンシィとオードリー・ヘップバーンにはじまる、セレブリティとの蜜月関係を甦らせたこと。マドンナ、ビヨンセ、ケイト・ブランシェット。誰もが憧れるミューズたちを魅了するクリエイションこそが《GIVENCHY》の真髄ではないだろうか。
そして、セレブリティを取り込んだブランディングはオリヴィエ・ルスタンの十八番。《BALMAIN》がリアーナやカニエ・ウェストなどに愛用されているのはもちろん、「《BALMAIN》のインスタフォロワーは110万人程度(当時。現在は623万)。しかしリアーナやキム(・カーダシアン)はその10倍のファンを抱えている。これはブランドよりも個人の影響力が強いことを表している」とオリヴィエも彼らの影響力の大きさを認め、積極的にアプローチ。さらに彼自身のフォロワーも428万人というまさかのセレブっぷり。リカルドが築き上げたストリート・エレガンスを受け継ぎ、ファッションとそれらを取り巻く環境をコントロールしながらメゾンを発展させるということにおいては、オリヴィエに軍配が上がる気がします。クリストフ・デカルナンの後任として《BALMAIN》を成功させた“実績”もあり。
リカルド同様、《NIKE》とのコラボレーションを行ったことも+1ポイント。というのはこじつけすぎ?

ということで、本命オリヴィエ対抗ヴァージル。大穴エルバスでどうでしょう。

正解は”彼”のみぞ、知る。。。