(Editor) | 13, Apr, 2017

MODERN MAN

次号、鋭意校了中。入稿作業も佳境を迎え、デスクも頭の中もめちゃくちゃです。なかば現実逃避でニュースサイトを眺めていたら、某女性ダンサーがinstgramに挙げた写真で炎上していた。満員電車で押しつぶされているサラリーマンを写した一枚で、「非常識」や「無神経」、「見損なった」といったコメントが殺到しているそう(本人曰くネットで海外の写真家が撮ったものをネットで拾って載せたらしい)。その投稿の是非はともかく、批判している人たちが正直、羨ましい。代わりに原稿書いてとは言わないから、そこまで暇ならせめてその時間を少しでも分けてほしい。できれば誤字脱字がないかのチェックもお願いしたい。もっと言えば、今も終わらないと嘆く隣の編集部員にも時間を分けてあげてほしい。

ほとんど毎日「炎上」ニュースというのを目にするここ最近、ビッグブラザーよろしく言いたいことも言えないこんな世の中になっている気がする。僕も編集部で食事にいくとき、唐揚げ定食や唐揚げを頼むたびに子供舌とバカにされ、ロールケーキは好きだけどエクレアは嫌いと言えば基準がよくわからないと言われ、「バチェラージャパン」でひいきの女子大生の胸キュンシーンはリピートすると言えば不気味がられるし……。何とも生きづらいこの浮き世。

口には出さずとも、なんとかその思いを伝える手段はないものだろうか……。

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ということでこちら。デムナ・ヴァザリアTシャツ。
1月のメンズコレクションに行った編集長からもらったパリ土産です。《MODERN MAN》というブランドのもので、調べてみるとほかにもリック・オウエンスやフィービー・ファイロ、ゴーシャやリカルド・ティッシなどなど。メゾンよりデザイナー個人に注目が集まる今の時代らしいデザイン。もうまるでデムナ大好きっ子みたいですね。
全身《VETEMENTS》とこのTシャツ、どっちのほうがデムナ愛が強いのだろうか。

ちなみにこのTシャツ、「Colette」で売っていたそう。「Colette」のパロディアイテム推しは凄まじい。数年前には《SAINT LAURENT》のロゴを皮肉ったTシャツを販売してメゾンが激怒。発注したコレクションのキャンセルや次シーズンの招待を取り消されたことなんかもありました。それなのに未だやめない、このスタンス。これくらい強気に出るくらいのが、かえって炎上しないんじゃない?

それでもやっぱり着るには少しの勇気がいります。でもまぁ、数年前に買った道重さゆみのバースデーTシャツよりはマシだけど。