| 09, Jun, 2020

Leela Schauble “Subsequence Landscape”

リーラ・ショーブルの写真展、“Subsequence Landscape”が「KOTARO NUKAGA」にて開催。

 オーストラリアのメルボルンを拠点とし、写真や映像の制作活動を行うリーラ・ショーブルによる写真展、“Subsequence Landscape”が「KOTARO NUKAGA」で開催中だ。彼女の作品の重要なテーマは気候変動などの自然環境問題であり、今回が日本では初の作品発表の機会となる。

 リーラ・ショーブルは2015 年に北極圏でのアーティスト・イン・レジデンス に参加。人類がもたらした自然環境への影響を目の当たりにし、人類と環境との関係を自身のテーマとした作品を制作し始めた。18 年に参加した、アマゾンの熱帯雨林でアーティストや研究者と共に活動をするアーティスト・ イマージョン・プログラムでの撮影をもとに制作されたのが、今回発表する“Growing in the Dark”と“Signal”である。

 “Growing in the Dark”は、アマゾンの奥地に生息する植物を写真で捉えたシリーズであり、過酷な環境変化に適応しながら強かに生きる植物の姿と、その崇高な神秘さをたたえている。“Signal”は、LED ライトを用いた映像作品のシリーズで、自然環境の中に 設置したライトを SOS のシグナルに見立て、自然と人間との関係を問い直す試みだ。現地で研究者と共に行ったフィールドワークを通して見出された生態系の背後にある科学の存在は、制作において重要な役割を担っており、 環境というテーマをアートというジャンルに留まらない多角的アプローチで見事に作品に昇華させている。

 同時に、2015 年に北極圏で撮影された“North”シリーズも展示。ショーブルの環境問題に対峙する視座と、現在に至るまでの作風の変遷を辿ることができる。

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Leela Schauble, Growing in the Dark (turn), 2020 © Leela Schauble Courtesy of the artist
LS_GID_gatherLeela Schauble, Growing in the Dark (gather) , 2020 © Leela Schauble Courtesy of the artist
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Leela Schauble, Growing in the Dark (become) , 2020 © Leela Schauble Courtesy of the artist
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Leela Schauble, Tracks , 2020 © Leela Schauble Courtesy of the artist

 

 現代の大きなトピックである環境問題を独自の手法で我々に提起する同展覧会は、見る者の興味関心を問わず感じ取れるものがあるはずだ。自然と人間との関係を地球全体の問題として、また個々人の問題としてそれぞれに考えるきっかけとなるだろう。

【開催概要】
会期 : 〜7月4日
場所:KOTARO NUKAGA(TERRADA Art Complex 3F)
時間 : 12:00-18:00  ※日月祝休廊

【問い合わせ先】
KOTARO  NUKAGA
ADDRESS:東京都品川区東品川1-33-10 3F
TEL:03-6433-1247 / FAX:03-6433-1257 / EMAIL:info@kotaronukaga.com