| 26, Jun, 2020

“Times of Crisis” by NANOOK & Quentin Chambry

「CALM & PUNK GALLERY」にて、ナヌークとコンタン・シャンブリによるデュオ展“Times of Crisis”が開催中。

「CALM & PUNK GALLERY」にて、ナヌーク、コンタン・シャンブリによるデュオ展“Times of Crisis”が開催中。昨年フランス・レンヌから東京へ拠点を移したコンタンと東京を拠点に活動するナヌークが、4年前に出会って以降、フランスでのグループ展への参加や共同制作などで時間を共にしてきた中で初めて2人で作り上げる展覧会となる。

ナヌークはキリスト教の厳格な全寮制中高一貫校で学生時代を過ごし、多くの男子が多感な時期に影響を受けるサブカルチャーにほとんど触れられない、山奥に隔離された男子寮という独特な環境の中で育つ。しかし、抑圧されながら、反道徳的と教えられたパンクやメタルなどから人並み以上に衝撃を受けて禍々しいものへの愛着が形成された。一方フランスの西部レンヌで育ったコンタンは、仲間とスケートボードをする楽しさに目覚めたことからはじまり、グラフィティーやグラフィックデザインを学び、友人と住む一軒家のガレージをギャラリーに改装してたくさんの展覧会を開催。コミュケーションと創作が同一線上にある環境で、たくさんのアーティストに出会い、様々な刺激を受けながら段々と自身の作品制作へ没頭していく。

ナヌークの描く生き物たちは、不吉で禍々しい怪物のようにも、もしくは地球には生息していないとてつもなく無垢で優しい生き物のようにも見える。一方で、画面一杯に伸び伸びと描かれたコンタンの作品にも、やわらかさと共に荒々しい強さが潜んでおり、全く違う環境で育った2人の作品は相反する要素を同時に持ち、思いもよらぬ方法で問題を飛び越えてくれそうな大胆さや意外性を共有しているように感じられる。

締め切り直前の状態の中でも試行錯誤が繰り返され、「非常事態」と題して制作されたこの展示は、我々が今直面している状況について語りかけてくるものがあるはずだ。

本展では、作家にとってもギャラリーにとっても過去最大サイズとなる渾身のペインティング作品のほか、合作平面作品、スカルプチャーなどが発表される。互いに感覚を共有しながら終わらない実験を続ける2人の作品群を楽しみたい。

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また現在、同展覧会のオンライン3Dギャラリーに下記リンクから入場可能。オンラインギャラリー中央の4つのボタンから、展覧会概要(日英)・作品カタログ・ギャラリーでの滞在制作をドキュメントしたビデオを見ることができ、バーチャルならではの高い視点から展覧会を眺められる。

オンライン3Dギャラリーリンク

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撮影協力: ARCHI HATCH 徳永雄太

【日程】
~2020.7.05(日)

【会場】
CALM & PUNK GALLERY
13:00 – 19:00
水曜~土曜 開廊 / 日・月・火 休廊
最終日曜28日オープン

【問い合わせ先】
CALM & PUNK GALLERY
ADDRESS:東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
calmandpunk.com