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ART
Dec 24, 2021
By THEM MAGAZINE

《プラダ》モスクワにて第6弾となる「プラダ モード」を開催

《プラダ》がモスクワにて第6弾となる「プラダ モード」を開催


《プラダ》は、12月3日から4日にかけて、モスクワのLevenson Mansionを舞台に、アーティスト、ダミアン・ハーストのインスタレーションによる「プラダ モード」第6弾を開催した。 「プラダ モード」は、音楽、食、会話を通してアートをユニークな形で体験することができる、現代文化に焦点を当てた巡回型の会員制ソーシャルクラブ。

「プラダ モード モスクワ」では、ダミアン・ハーストが、インスタレーション 「Pharmacy」で歴史的建造物を一変させた。ハーストは、「Pharmacy」の初のインスタレーションをコーエン・ギャラリー・ニューヨークで発表し、その6年後の1998年には、ロンドンのノッティング・ヒルに同じ名を冠した、レストラン「Pharmacy」を創った。「Pharmacy」は、床から天井まで続く薬品戸棚と、特別に制作された蝶の絵をあしらったインスタレーションの空間に存在する、完全に機能するレストラン&バーとして考案された。ハーストが手掛けたものは、家具、窓にあしらった巨大な分子の構造模型等の建築的ディテール、 ライトボックス、そして処方薬のリストから採用した壁紙のデザインだ。

 

モスクワの本インスタレーションでは、ロンドンのニューポート・ストリート・ギャラリーで展開している「Pharmacy 2」に続く、3店目となるレストラン「Pharmacy」が登場。このレストランは、ハーストが初めて手掛けた 「Pharmacy」レストランのスタッフ用ユニフォームをデザインしたのが、彼の長年の友人であるミウッチャ・プラダであったことからも、「プラダ モード」のために特別に作られるべくして作られたレストランであると言うことができるだろう。

 

ハーストは次のように述べている。「このインスタレーションが素晴らしいものになるよう、全力を尽くします。歴史ある建造物Levensonの4つのフロアが、そのための完璧な場所となるでしょう。着手が待ち遠しいです。素晴らしいレストランはアートになり得ると、私は常に考えてきました。『Pharmacy』は、人とアートが一体となった、息遣いが感じられるような最高の生きたアート作品なのです」

 

「プラダ モード モスクワ」では、2日間の開催期間に渡って、会員はいつでもクラブを利用でき、午前と午後の座談会や討論会、夜にはエキサイティングなパフォーマンスやライブミュージックのイベントに参加し、特別に用意されたカクテルや食事を楽しんだ。

 

今回モスクワで開催された第6弾となる「PRADA MODE」は世界各地を巡回しており、今後日本で開催される日も近いのかもしれない。

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