《ウェールズ ボナー》をゲストキュレーターにむかえた『A Magazine Curated By』最新号が発売

ベルギー発のファッション誌『A Magazine Curated By』は、ファッションブランド《ウェールズ ボナー》のデザイナーであるGrace Wales Bonnerをゲストキュレーターに招いた最新号を発売。さらに、「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」では同日、《ウェールズ ボナー》のメインコレクションを展開する他、《アディダス オリジナルス》と《ウェールズ ボナー》のコラボレーションによる新作をローンチする。
『A Magazine Curated By』は毎号ファッションデザイナーをゲストキュレーターとして招き、独自のコンテンツを通して、文化的な価値観や美学を表現してきたコンセプトマガジンだ。第22号となる今回、2014年に自身のブランド《ウェールズ ボナー》を創設した、ジャマイカ系イギリス人デザイナーのGrace Wales Bonnerがゲストキュレーターとして迎えられた。2015年秋冬コレクション「エポニック」から2022年春夏コレクション「ヴォルタ ジャズ」に至るまで、グレースは地上における「ブラックネス（黒人性）」をテーマに掲げ、自身のデザインに反映させてきた。本号は、「LVMH ヤング・ファッションデザイナー・プライズ」を含む数々の賞を受賞し、現在では自身の母校である名門セントラル・セント・マーチンズ准講師を務めるなど、多岐にわたる活躍を見せる彼の文化的側面を掘り下げた充実の仕上がりとなった。

「Rhapsody In The Street」と題された本号では、20世紀の黒人の詩や文学、ポートレイト写真の伝統にフォーカスし、《ウェールズ ボナー》のアーカイヴに収められている代表的な作品や歴史的な資料の数々が、グレースの手によって厳選され、エッセイ、絵画、ポートレイトと組み合わせられた。
マット紙とグロス紙の組み合わせによってできた紙面には、Ming Smithのセルフポートレイトから、ミュージシャンのDamian Marleyを撮ったSteven Traylorの映画の一場面のようなストーリー、《ウェールズ ボナー》のデビューとなった2017年春夏コレクション「Ezekiel」を回想したTyler Mitchellの作品まで、ロサンゼルス、ロンドン、マイアミ、パリ、ニューヨークで撮影されたビジュアルポートフォリオを収録。
その他、ジャマイカのダンスホールの伝統についての対話、ニューヨーク市ハーレムの写真家集団「カモインゲ」に関するエッセイのほか、カメルーン人フォトグラファーのSamuel Fossoによる「Autoportoraits II」シリーズからのプリントがランダムに１枚、本誌内に差し込まれている。
また、上質な紙に加えて、小口の金付け加工を施した本号はブックオブジェとしても美しい仕上がりとなった。
さらに、『A Magazine Curated By』の販売会場となる「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」では同日、《ウェールズ ボナー》のメインコレクションを展開する他、《アディダス オリジナルス》とのコラボレーションによる2021年秋冬の新作コレクションの発売を行う。《ウェールズ ボナー》の世界観を落とし込んだ『A Magazine Curated By』とコレクションのアイテムを併せてチェックしてほしい。

【販売情報】
A MAGAZINE CURATED BY GRACE WALLES BONNER
発売日：11月16日
販売店：DOVER STREET MARKET GINZA / BIBLIOTHECA 他
価格：¥5,500
仕様：ソフトカバー(プリント1枚付属 / プリントサイズ：240×175 mm)/ 200ページ/ 230×295 mm / カラー、モノクロ/ 2021年刊

【問合わせ先】
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