Them magazine

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CULTURE
Jan 02, 2026
By THEM MAGAZINE

COMING UP Vol.05_02『つぐ minä perhonen』

ひとつのものづくりの世界で紡がれた繋がりを見つける

“sea sky” 2025-26→a/w Photo Keita Goto(W)
“pot-au-feu” 2015-16→a/w

2025年に創設30周年を迎えた《ミナ ペルホネン》。創設者・皆川明が掲げてきた「せめて100年続くブランド」という想いのもと、洋服をフォルムからではなく布地から作る姿勢を貫き、これまでに1000種を超えるテキスタイルを生み出してきた。その図案は花や鳥、幾何学など多様なモチーフを起点に発想され、素材や技術の変化を経て、ひとつのデザインが時を超え、姿を変えながら受け継がれていく。本展は“つぐ”をテーマに、《ミナ ペルホネン》のものづくりの思想に触れるもので、前回の展示「つづく」から発展し、人や素材、時間が重なり合いながら引き継がれていく過程を体験できる。会場は、約180種のテキスタイルが並ぶ展示や代表的なテキスタイルの制作背景が紐解かれた展示、《ミナ ペルホネン》のアトリエを再現した空間、工場など制作現場の映像、さらに依頼者と対話しながら服をリメイクする特別企画「リミックス」など6つのパートで構成。日々の制作を支える職人や、ブランドと縁のある人物たちの声にも触れられる。人と人、人と物、時代と世代が繋がり、新たな循環を生む「つぐ」という行為。次ぐ、注ぐ、継ぐ、告ぐ……。その意味を作品を通して考えることは、自分にとっての明日を見つめる時間となるだろう。

 

【展覧会情報】

『つぐ minä perhonen』

TERM 2025年11月22日〜2026年2月1日
PLACE 世田谷美術館
ADDRESS 東京都世田谷区砧公園1-2
OPENING HOURS 10:00〜18:00 (入場は閉館30分前まで)※休館は月曜日、12月29日〜2026年1月3日、1月13日。ただし2026年1月12日は開館。
URL https://tsugu.exhibit.jp/

 

Text_NONOKA FUJIWARA(Righters).

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