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CULTURE
May 20, 2022
By THEM MAGAZINE

クリストとジャンヌ=クロード「包まれた凱旋門」が21_21 DESIGN SIGHTで開催

「クリストとジャンヌ=クロード“包まれた凱旋門”」が21_21 DESIGN SIGHTで開催。

本展では、16日間にわたり、銀色のコーティングが施された再生可能な青い布25,000㎡と、3,000mもの赤いロープで包まれた「L’Arc de Triomphe, Wrapped」(包まれた凱旋門)の制作背景と実現に向けた長い道のりに焦点をあて、二人の人生において貫かれたものを紐解く。

 

1935年6月13日、同じ年の同じ日に別々の場所で生まれたクリストとジャンヌ=クロードは、1958年秋のパリで運命的に出会い、アーティストとしての活動を始めた。その後1964年にニューヨークへ渡り、二人は世界中で驚きに満ち溢れたプロジェクトを実現させていく。2009年にジャンヌ=クロードが逝去した後も、二人が夢見たプロジェクトの実現に向けて、クリストは創作活動を続けた。「包まれた凱旋門」のプロジェクトもその一つであった。当初は2020年に実現予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大のために延期となり、クリストは完成を見ることなく同年5月に他界。その後多くの賛同者の協力のもと、構想から60年という歳月をかけて2021年に実現の日を迎えた。

 

 

 

Photo: Wolfgang Volz ©︎2004 Christo and Jeanne-Claude Foundation
Photo: Wolfgang Volz ©︎2021 Christo and Jeanne-Claude Foundation
Photo: Benjamin Loyseau ©︎2021 Christo and Jeanne-Claude Foundation

長い年月をかけ多くの困難を乗り越えて実現へと向かう、クリストとジャンヌ=クロードのポジティブで力強い姿勢は、アートやデザインのみならず、わたしたちの日常におけるさまざまなチャレンジにも勇気を与えてくれるだろう。

 

【開催情報】
会期:2022年6月13日(月)〜2023年2月12日(日)
休館日:火曜日、年末年始(12月27日〜1月3日)
開館時間:10:00-19:00(入場18:30まで)
※ただし、6月13日(月)〜6月17日(金)は13:00-19:00(入場は18:30まで)

入館料:一般1,200円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
※ギャラリー3は入場無料

 

会場:21_21 DESIGN SIGHT
東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
都営大江戸線「六本木」駅、東京メトロ日比谷線「六本木」駅、 千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分

 

主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
後援:文化庁、港区教育委員会、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
特別協賛:三井不動産株式会社
協賛:株式会社イッセイミヤケ
特別協力:クリスト・アンド・ジャンヌ=クロード財団

 

 

【問い合わせ先】
21_21 DESIGN SIGHT
TEL.03-3475-2121

http://www.2121designsight.jp/information/

 

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