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CULTURE
Nov 20, 2024
By MAMI UKON

Go See a Movie : 映画館へ行こう ! ティエリー・フレモー 『リュミエール!リュミエール!』

130年の時を超える映像の旅へ

1895年1228日パリ――。ルイ&オーギュスト・リュミエール兄弟が発明した撮影と映写の機能を兼備するシネマトグラフで撮影された映画『工場の出口』など10本の作品が世界で最初に有料上映された。それから130年後の今、“映画の父として語り継がれる世界初の映像クリエイター、リュミエール兄弟の作品が、より深く、美しく、そして完璧にスクリーンに蘇る! 2017年に公開された『リュミエール!』に続き、リュミエール研究所長を務めるティエリー・フレモー氏が1,400~1,500本もの映像から後世に残すべき歴史的作品を110本に厳選。そこに映し出されるのは、130年前に息づく人々や当時の世界の町並み――。パリ、ヴェネツィア、アルプス、ニューヨーク、京都、東京……。その貴重な映像を彩るのは、リュミエール兄弟と同時代に活躍した作曲家ガブリエル・フォーレによるエスプリ香る美しいメロディ。未来に想いを馳せる奇跡の映像の数々が、今から 1世紀以上も前の世界へ観る者を誘う。4Kデジタルに修復された臨場感溢れる画期的なドキュメンタリーは、必見!

『リュミエール!リュミエール!』

『LUMIERE! THE ADVENTURE CONTINUES』
2024年/フランス/フランス語/105分
FILM DISRIBUTION ギャガ
TERM 2024年11月22日〜
SCREEN シネスイッチ銀座ほか他全国順次公開

Thierry Frémaux ティエリー・フレモー

1960 年、フランス、イゼール生まれ。リヨンにあるリュミエール研究所所長、およびカンヌ国際映画祭総代表。リヨン大学で歴史社会学を学び、同大学院博士課程在籍中にリュミエール研究所で働きはじめる。現在、同研究所の所長としてリヨンに拠点を置きながら、カンヌ国際映画祭のために世界中を飛び回っている。前作『リュミエール!』(2017)同様、監督・脚本・編集・プロデューサー・ナレーションを務めた。

© Institut Lumière 2024

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