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CULTURE
May 17, 2022
By THEM MAGAZINE

「エスパス  ルイ・ヴィトン東京」がラシード・ジョンソンによるエキシビジョン「Plateaus」展を開催

「エスパス  ルイ・ヴィトン東京」がラシード・ジョンソンによるエキシビジョン「Plateaus」展を開催。

アメリカ人アーティストのラシード・ジョンソンによる展覧会「Plateaus」がエスパス ルイ・ヴィトン東京にて開催中である。

©︎Rashid Johnson Photo credits: ©︎Keizo Kioku / Louis Vuitton

本展は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンが所蔵する選りすぐりのコレクションを世界的に紹介する「Hors-les-murs(壁を超えて)」プログラムの大きな枠組の中で企画されたもので、東京のほかミュンヘン、ヴェネツィア、北京、ソウル、大阪のエスパス  ルイ・ヴィトンで展開されている。

ラシード・ジョンソン(1977年生まれ)はコロンビア・カレッジ・シカゴとシカゴ美術館附属美術大学で写真を学び、2001年に初の写真作品シリーズを発表。「ポスト・ブラック」と呼ばれるポスト公民権運動世代の一翼を担うものとして米国でたちまち評判を得た。「ポスト・ブラック」は、単なる「黒人アーティスト」として一括りにされることを拒み、自らのアイデンティティの複雑な再定義を要求するクリエイターたちで構成されていた。ジョンソンは2006年にニューヨークへと移り、活動内容は彫刻、絵画、ドローイング、映画、パフォーマンス、インスタレーションまで多様化している。

ラシード・ジョンソンは自身のクリエイションについて「私が用いる素材にはどれも実用的な要素があります。シアバターは、体に塗ること、そして、それを塗ることでアフリカ人らしさの獲得に失敗することを物語ります。本は情報を広めるもの。狙いは、すべての素材が『異種混交』して、私を著書とする新たな言語へとなることです。骨組みは、この異種混交のためのプラットフォームです。それは、コロニー化されるべき未知の空間として存在しています」と話している。

©︎Rashid Johnson Photo credits: ©︎Keizo Kioku / Louis Vuitton

ジョンソンの作品は、自身の文化と、ミュージシャンのサン・ラやブーツィー・コリンズからアーティストのヨーゼフ・ボイスやデイヴィット・ハモンズまで、極めて多様な影響を反映している。こうした多様性は、ワックス、本、スチール、銅、シアバター、陶器、さらには本やLPレコード、ビデオテープ、植物、トランシーバーといったファウンド・オブジェクトを含む、彼が用いる広範囲にわたる素材にも反映されている。本展示会の「Plateaus」は、一連のインスタレーションの一環を成すものである。

【開催情報】

会期:2022年4月27日〜2022年9月25日

(休館日はルイ・ヴィトン 表参道店に準ずる)

開館時間:11:00-19:00

入場無料

会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京

150-0001 東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7階

https://www.espacelouisvuittontokyo.com/

【問い合わせ先】

TEL.0120-00-1854

contact_jp@louisvuitton.com

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