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CULTURE
Apr 15, 2022
By THEM MAGAZINE

鈴木親の写真展 体(たい)と用(ゆう) を「flotsam books」にて開催

フォトグラファー鈴木親の写真展 体(たい)と用(ゆう) を「flotsam books」にて開催。

 

4月15日(金)より、国内外で活躍するフォトグラファー鈴木親による写真展 体(たい)と用(ゆう) が「flotsam books」で開催される。

 

1990年代よりエディトリアルやファッション・フォトで表現を続ける鈴木親。現代の国内のみならず、フランスの女性誌「purple」やイギリスのファッション誌「DAZED & CONFUSED」等でも撮影を手がけている。

ファッション誌での作品とは違い、パーソナルな写真とファッションフォトの間に位置するような軽やかで遊び心のある作品が並ぶのが、今回の展示の特徴。

以下、鈴木の言葉。

「データが印画紙の代わりに写真と呼ばれるようになったのはいつからだろうか。 iPhone登場以前のカメラ機能の付いた携帯電話の登場で写真がデータとして頭の上を飛ぶようになったのが始まりだろうか。それ以前は必ず撮影したものは紙と一体になって写真と呼ばれていた。プリントの見本として焼かれたサービスプリントを整理している時にそんなことを考えながら、flotsamの展示を決めた。世界堂やIKEAの安い額装だが、紙の写真として額が付くことで廉価版として扱われたサービスプリントが本来の写真らしくなった。映画の登場からずっと終わったと言われてきた写真だが、立場を変えしぶとく生き残ってこれたのは紙という物質化したことで多少の永遠性を手に入れたからかもしれない。」

 

現代では、デジタルイメージとしての写真に触れることの方が多い。この機会に、一枚の紙による表現にこだわった彼の作品を前にして、写真と向き合う時間を過ごしてみたい。

 

【開催情報】

会期 : 4月15日(金)~4月24日(日) 14:00~20:00 水曜日定休

会場 : flotsam books東京都杉並区和泉1-10-7

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