Them magazine

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Apr 20, 2020
By TORU UKON (Editor in Chief)

「これ、買いました。#009 」SUNNY NOMADO®️のソックス

どんな靴下、買ってますか?

靴下にこだわり、ありますか?

服を買うのが大好きだけど、ソックスって買うのが難しい。どこをポイントに選べばいいのか。そもそも良いソックスってどんなものなのだろう?

この歳になるまで、何百足ってソックスを買ってきたはずだけど、自分にとってソックスの「上がり」が見えない。

ただひとつ、ぼんやりとした結論が見えてきた。

「履いていて気持ちのいいソックス」

実は、できれば靴下なんか履きたくない。裸足がいい。でも、石田純一さん(コロナ、大丈夫でしょうか?)ではないので、私には靴を履く際となると靴下が必要です。(家では、よほど寒くない限り、靴下は履かないので)

では、気持ちのいいソックスとは何か?

これを突き詰めていけば、「上がり」に近くはず。

一番大事なことは、吸水性。となると、確実にコットンの比率が高いものとなる。しかし、綿100%だとフィット感不足や度重なる洗濯によるダメージに耐えきれなくなるものが多い。その代表例が30代のころ、アメリカに行くたびに購入していた《ウィグワム》。肌さわりや吸水性は文句なしなのだが、洗っていくうちにどんどんつま先がデロンデロンになってしまい、フィット感もなくズルズルになる。それでもタフで、そう簡単に穴が開いたりしないので、ついついデロンデロン、ズルズルでも履いてしまう。

夏でもウールのソックスを好む人がいる。確かにカシミアのソックスだと肌さわりは最高だが、自分には暑すぎる。15年ほど前に2月のニューヨークで撮影したことがあるが、そのとき以外にウールのソックスを必要と感じたことはない。

吸水性の次に大事なことはフィット感。洗いを重ねた《ウィグワム》のようなズルズルもいただけないが、どんだけ洗っても足首やスネにピタッとくっついて微動だにしない、そんな頑固なソックスも好きではない。頑固なソックスは日本のブランドに多く、なんとなく国民性を表しているようだが、自分的にはもう少し、優しく包んでほしい。

三つ目の条件、それは最近気づいたことだが、ソックスのリブの幅。これが狭いとどうにも親父臭く見えるということ。どんなにクオリティがよくても、細いリブという見た目だけで、そら豆のような臭いがしそうに感じる。カジュアルソックスはもちろん、ドレスソックスでもできれば、ワイドリブのソックスを探すようにしている。カジュアルソックスだと、《ビームス プラス》のオリジナルのソリッドソックスがひとつの結論だ。

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¥1,375(ビームスプラス)

もう、何年も前に『HUGE』の編集部の近くにある「シブヤ パブリッシング&ブックセラーズ」で購入したままクローゼットに放置していた《サニーノマド》のソックスを最近見つけ、履くようになった。これがかなり「上がり」に近づいている。

素材はコットン85%ヘンプ15%。肌さわりは綿100%よりもサラサラしている感じ。まだ何度も洗濯していないからわからないが、デロンデロンになりそうにはない。かなりしっかり編み込まれているが、締め付け感も適度。奈良県のヴィンテージマシンによる生産で、一日40足程度しか作れないそうだ。リブ幅もワイド。

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¥1320(サニーノマド)

このソックスを3月に目黒駅構内に臨時オープンしていたポップアップストアで再発見した。このブランドの方が直販していたのだ。迷わず購入したが、ちょっと種類が少なく、数年前に奥渋谷の書店で購入したモデルはなかった(一番上の写真の上の二足)。《サニーノマド》のHPを見てもなかったから、二本線のモデルは生産中止になったのかもしれない。残念。

ただ、ロングホーズなソックスよりも、ショート丈のソックスが好きなので、目下のところこの《サニーノマド》の靴下が、もっとも「理想のソックス」に近いということになる。悲しい哉、偶然見つけたポップアップショップとネット通販以外に、購入できるお店は不明だ。

カジュアルソックスについては、ひとつ結論に達した。まだ、ドレス(ビジネス)ソックスの結論には達していないのだが。

 

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