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ART
May 08, 2020
By MARIN KANDA

Dグループのアートスペース

Dグループのアートスペース


《グッチ》がデリム美術館でアートエキシビジョンを開催。デリムグループのアート。

 

韓国・ソウルの「大林(デリム)美術館」は建設の分野などで知られる大林グループの文化財団が1996年に設立した美術館。そして韓国初となる「グッチ プレイス」です。ここでは2019年1月まで2017年 秋冬コレクションで《グッチ》とコラボレーションしたココ・キャピタンの“Is It Tomorrow Yet?”展が開催されていました(行きたかった……)。

 

現在、「デリム美術館」では《グッチ》が主催する“No Space, Just A Place”と題された展覧会が7月12日まで開催されています。ソウルの豊かな文化的景観と現代美術シーンをサポートするという目的のもと、ミリアム・ベン・サラがキュレーション、アレッサンドロ・ミケーレのエテロトピアに関する考察を軸にした“他の空間”とは何かの新しい定義を提案するというもの。

 

ソウルで1990年代後半に“ホワイトボックス”的な商業ギャラリーに反抗したインディペンデントなスペースが多数登場したことで巻き起こったアーティストの政治を巻き込む芸術的論争がヒントになっているらしい。実際に訪れた韓国人の人たちの感想は「理解できなくて難しかった…」「ホワイトキューブを超えてアーティストの世界観が広がり、面白かった」などなど。

 

今すぐ韓国へ!……

というのは難しいので、“No Space, Just A Place”360°ツアーを楽しんでみてください。今回は、ソウルのインディペンデントアートスペース 「Audio Visual Pavilion」「Boan 1942」「D/P」「Hapjungjigu」「OF」「Post Territory Ujeongguk」「Space illi」「Space One」「Tastehouse」「White Noise」が“他なる空間”(エテロトピア)というテーマを通してそれぞれのプロジェクトを展示しています。

 

 

 

そんな「デリム美術館」の姉妹的な美術館が「D museum」です。ソウルの高級住宅地(日本でいう白金あたり?)の中にあるのですが、ここでもとても素晴らしいエキシビジョンがいつも行われています。

 

何度か展示を見に行きましたが、インスタレーションみたいなものが多くて若い人たちで賑わっていました。友だちで来てる人よりカップルのほうが多いくらい(あちこちで、いかに自分の彼女を綺麗に撮影できるのか必死になってる彼氏たちの姿が)。5月19日から新たなエキシビジョン“SOUNDMUSEUM:私の感情の記憶”がスタートするみたいなので、タイミングがあれば行きたいです……!

9つの部屋と9つのライトをテーマにしたエキシビジョン
プラスチックをテーマにしたエキシビジョン
天気と感情をテーマにしたエキシビジョン
ドローイングをテーマにしたエキシビジョン

「デリム美術館」「D museum」 Instagram

 

 

さらに、「D museum」近くにある「D project space」という地下の空間でも多くの気鋭なイベントが行われています。最新のものは日常にあるアイテムを再解釈して作品、グッズにしてニュートロ(ニュー+レトロの造語で、韓国で流行っている)風な空間でマーケットを開催し、販売するというもの。日常雑貨に新たな価値を与える、あくまでアートなイベントです。

 

私が何年か前に訪れたときは、バーが併設されたフォトグラファーのRala Choiの個展が開催されていて、作品の前に置かれた椅子でお酒を飲めるというなんとも贅沢なエキシビジョンでした。

 

 

以上、デリムグループのアートスペースを紹介しました。今回の「デリム美術館」のエキシビジョンに参加しているギャラリー以外にもインディペンデントで面白いギャラリーや飲食店がたっくさんあるのでいつか紹介できればと思います。私もまだ行ったことがないところがたくさんあるのですが、いかんせん韓国ってこの前あったお店が次行ったときはない!なんてことがよくあるので気になるところは早めに行くのが吉。でも、まだ行ったことがないロンドン、パリ、NYに行くのが先かも……。

 

 

 

Kanda

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