サボりにサボり最後の投稿から4ヶ月…皆さまお久しぶりです。笑
8月24日に発売したThem magazine #15「Btir Youth」は、もうご覧になられましたでしょうか？
ファッションスクールの世界最高峰 セントラル・セントマーチンズを通して、ロンドンの“今”を特集した今号は、高校生だった時の私が見たら絶対にセントマに行きたくなっただろうなと思える、そんな号になっております！
まだの方は是非お近くの書店に。
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と、宣伝はここまでにして…
今日はお隣中国出身の若手デザイナー2名と、彼らが手がけるブランドについて書きたいと思います！
うち一人はセントマ出身なので、今号私が担当した「NEW BEGINNING」の番外編といった感じでご覧ください。
PRONOUNCE
《プロナウンス》は、中国出身のデザイナーデュオによって2016年に設立されたメンズウエアブランド。まずは、そのデザイナー二人を紹介したいと思います。
一人目。写真右側の彼は、中国の武漢市出身のJun Zhou。21歳の時、シンガポールのスクールRaffles Design Institutedeで学士号を修得し、23歳の時にイタリアのマランゴーニでマスターコースを修了。同年、今度はロンドン・カレッジ・オブ・ファッションのMAに入学し、在学中にアジアの若手デザイナーの発掘を目的としたAudi主催の「Audi Star Creation」でグランプリを獲得。期待の新人デザイナーとして大きな注目を集めました。
次は写真左側の彼。名前はYushan Li。2009年に故郷中国からイギリスへと渡り、CSMのBAに入学。在学時から《アレキサンダー・マックイーン》や《ジョン ガリアーノ》でインターンシップを経験し、2013年に卒業。中国にいた頃から噂に聞いていたというルイーズ・ウィルソンから、さらに高度な技術を学ぶためにMA進学を決意。彼女のもとで学びながらも自身で活動の場を広げ、いくつかのプロジェクトでフリーランス デザイナーとして活躍していました。
しかしそんな中、絶大な信頼を寄せていたルイーズがこの世を去ってしまいます。多くの生徒たちがその事実を受け入れることができずCSMを去るなか、彼は現実と向き合い、2015年に《イージー》のメンズウエアのデザインチームに参加。そこでメンバーの一員として働く側、学業も怠ることなく同年のMA卒業コレクションにて、中国人メンズデザイナーとして初となる出場を果たしました。
その後CSMを卒業した彼は、10月に《イージー》から独立。MA時代に出会い、意気投合した《プロナウンス》のもう一人のデザイナーJun Zhouとともにブランドを立ち上げました。
そういった流れで、昨年2月に2016 F/Wを発表すると同時にスタートした《プロナウンス》。2017 S/Sシーズンは、今後注目すべき若手デザイナーを集めたPioneer Fashion & Art Festival「LABELHOOD」に出場。期待の気鋭ブランドとして「Slow Down」をテーマにコレクションを発表し、『GQ China』のPresent賞を受賞しました。
その受賞がきっかで『VOGUE ITALIA』や『HERO MAGAZINE』からインタビューを受け、それぞれの媒体で紹介された彼らはますます注目度が高いブランドへと成長。
そして迎えた2017年。ついに《プロナウンス》はピッティ・ウオモに初参加を果たし『L’UOMO VOGUE』や『GQ ITALIA』がサポートする有望な若手ブランドのコーナー「The Latest Fashion Buzz」で展示。見事グランプリを獲得した彼らは、その数ヶ月ファッションウィーク真っ只中のロンドンで『GQ』がイチ押しする若手ブランドとして2018 S/Sシーズンのコレクションを発表しました。
『VOGUE ITALIA』と『HERO MAGAZINE』、『GQ』はもちろん、『WWD』や『NOWFASHION』なども注目する《プロナウンス》。残念ながら日本国内での取り扱いはまだありませんが、アジアの勢いが増してるいま、彼らの洋服を店頭で目にするのは時間の問題かも？
気になる方は是非↓こちらをチェックしてください:)
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