Jul 11, 2022
By THEM MAGAZINE
《バレンシアガ》クチュールコレクションの限定アイテムが登場
パリの「Balenciaga Couture Store」に並ぶ個性的なアイテム
パリの現地時間7月6日(水)に行われた、《バレンシガ(BALENCIAGA)》による51回目のクチュールコレクション。プレゼンテーションで多数のルックを引き立たせたアイテムを含む新作が、パリの「Balenciaga Couture Store」で展開される。
ランウェイで一際目を引いていたフェイスシールドは、メルセデスベンツ・グランプリ・リミテッドのエンジニアリング部門である「Mercedes-AMG F1Applied Science」とのコラボレーションで特別に制作された。素材には、手作業で成形・研磨されたコーティングポリウレタンを使用し、両者のロゴが刻まれている。数ヶ月にわたるテストを経て完成した本アイテムは、曇りにくい上に通気性も確保され、見た目からは想像できない快適な環境を提供する。
今回のプレゼンテーションのサウンドトラックは、モデルが持つスピーカーから直接聞こえてきた。1925年創業のデンマークを代表するオーディオブランド《バング&オルフセン》と共同で製作した革新的なデバイスは、ポータブルスピーカー又は機能的なバッグとして、もしくはその両方で使用可能なハイブリットなアイテム。それぞれのロゴは、アルミニウム素材のボディにレーザーで施され、クチュールストアにて20点限定発売。
“Balenciaga Objects”ラインから新たに展開されるアイテムの一つであるこのオブジェは、デムナによる初のクチュールコレクションを着用したランウェイモデルを模して作られている。ミュンヘンのニンフェンブルグ磁器製造所の職人によって、完全手作業で仕上げられた本アイテムは、ルックが正確に縮小されている。
匂いのエキスパートであり科学者のシセル・トラースと共作のキャンドル。特別な装置を用いて、《バレンシアガ》のアーカイブやクリストバル・バレンシアガが所有していたオブジェクト、そしてクチュールストアの壁から分子を抽出し製作。それらを組み合わせ再構築することで、バレンシアガの歴史を香りに閉じ込めた。詰め替え可能な鏡面仕上げの美しいホルダーは、スイスに拠点を置くスタジオのパンター&トゥーロンがデザインを担当。
ファッションの領域を超え、様々な技術を用いて生み出された特別なアイテムは、完成に至るまでのプロセスへの関心を呼び起こし、消えることのないものづくりの魅力を現代に伝えてくれる。
【問い合わせ先】
バレンシアガ クライアントサービス
TEL.0120-992-136