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FASHION
Jan 26, 2023
By THEM MAGAZINE

《シャルロット シェネ》がパリ・サンジェルマンに新しいブティックをオープン

ユニークでタイムレスな建築

《シャルロット シェネ(Charlotte Chesnais)》は、パリ6区のサンジェルマン大通り169番地に、セーヌ川左岸エリアにおいて同ブランド初となるブティックをオープンした。内装は、最初の店舗に引き続きオランダ人建築家Anne Holtrop(アン・ホルトロップ)が担当。

 

 

《バレンシアガ》のデザイナー、ニコラ・ジェスキエール氏の元で9年間にわたりデザインを担当していたことでも知られるシャルロット・シェネ。自身のアクセサリーブランドとして、2020年にフランス・パリの中心部にオープンした《シャルロット シェネ》一号店に続いて、2店舗目となるブティックを20231月にオープンした。

天井が高く広がるこのブティックには、半透明の塊が凍った滝のような一枚板が設けられ、その中にはジュエリーコレクションが展示されている。この一枚板はリサイクルされた素材で作られたアクリル板で、店舗に面する大通りから差し込む光が、透明なリサイクルアクリル版と輝く金属の間で反射し、半透明の壁に影を落としている。自然に作られた細い溝とハンドメイドで彫り込まれたレリーフで造られた引き出しやキャビネットは、現代的でありながらも歴史的な雰囲気を際立たせている。

この装飾の背後には彫刻のような階段があり、登った先に《シャルロットシェネ》のハイジュエリーコレクションが展開されている。

2階は70年代から着想を得て造られた空間となっており、苔癬類を思わせる深い翡翠色やフェルト調の厚手のカーペットが配されている。漆塗りの壁に反射する柔らかな光は、時代錯誤な気配を漂わせる。

シャルロット・シェネが子供時代を過ごしたというサンジェルマン通りにオープンした、奇妙で遊び心溢れるブティックに、パリに寄った際にはぜひ足を運んでみてほしい。

 

《問い合わせ先》

エドストローム オフィス

TEL.03-6427-5901

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