Them magazine

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Jul 22, 2025
By THEM MAGAZINE

CUT UP Vol.02_02

¥392,000(MONCLER JAPAN)

MONCLER × DONALD GLOVER

カリフォルニアの陽を浴びるカラーパレット。

《モンクレール》がタッグを組むのは、アメリカ人アーティストのドナルド・グローバー。俳優、シンガー、脚本家。肩書は無数だが、彼のスピリットは「エンターテイメントの革新者」だ。今回のコラボレーションコレクションは、カリフォルニア州オハイオにある、彼が手がける企業プロジェクト「Gilga Farm」から着想を得た。カラーパレットはオレンジの木々が生い茂る彼の創作拠点「Gilga」の象徴、オレンジがモチーフ。一部の生地にオレンジの繊維をさりげなく取り入れたという遊び心もたまらない。「タンジェロ」と名付けられたこのダウンは、軽量ウォッシュドコットンナイロンが用いられ、ダウン入りのノーカラージャケットと取り外せるフードが特徴。今年は柑橘のように甘く爽やかなこのダウンに身を包み、茶目っ気を演出したい。

¥63,900(TOMWOOD PROJECT)

TOMWOOD

剥き出しの“マイルストーン”、ラルビカイト。

ノルウェー発のジュエリーブランド《トムウッド》が原点に立ち返る。ノルウェーを代表する天然石ラルビカイトを用いた「コーヴ コレクション」が登場し、ネックレスとブレスレット、イヤリングが展開される。光の加減によって青白く輝く漆黒の石は、ノルウェーの採石場から直送し、チェーンは《トムウッド》のジュエリーと同様に、認証済みのリサイクルシルバーを使用。ブランド初の100%トレーサブルなコレクションだ。こちらのブレスレットは、ラルビカイトが剥き出しで使用された無骨なデザインに仕上げられた。素材からその完成まで誰がかかわったのかが見えるクリーンさがあり、ブランドの新章ともいえる「コーヴ コレクション」。身につければコーディネイトにアクセントを添えてくれ、気取らず媚びず、しかしただならぬ存在感を放ってくれる。

参考商品(EDSTRÖM OFFICE)

COURRÈGES

洗練されたバイカースタイル

バッグに用いられたハーネスストラップやメタルパーツのディテールなど、《クレージュ》の2025年プレフォールも、アーティスティック・ディレクターであるニコラス・デ・フェリーチェが好むバイカーウエアのディテールやスタイルが巧みに反映されている。今季は1970年代のアーティストであるジャンニ・ピアチェンティーノの作品にインスピレーションを求めた。デ・フェリーチェ同様、オートバイや自動車、飛行機などから着想を得た彼の作品に用いられる円形モチーフなどをコレクションのディテールに採用した。ここに紹介するジャンプスーツは、無駄を省いたミニマルなデザインにネックからウエストにあしらわれたレザーストラップが特徴。《クレージュ》らしい構築的なシルエットをバイカーウエアで表現した、デ・フェリーチェらしい一着に仕上がっている。

 

【問い合わせ先】

MONCLER JAPAN

東京都港区北青山3-6-7

TEL.0120-938-795

moncler.com

 

Tom Wood Store Aoyama

TEL.03-6447-5528

 

EDSTRÖM OFFICE

TEL.03-6427-5901

 

Photography_TORU OSHIMA.

Edit_NONOKA FUJIWARA,ETSU ISHIKAWA(Righters)

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