Mar 02, 2026
By THEM MAGAZINE
CUT UP Vol.06-01
DRIES VAN NOTEN
デイリーに宿る美学。
《ドリス ヴァン ノッテン》から2026年春夏シーズンのデニムジャケットがデリバリーされた。2024年12月にクリエイティブ・ディレクターに就任したジュリアン・クロスナーは今月号のインタビューで「ブランドが持つ、日常的でストレートなワードローブの側面が好きです」と語った。本作はブランドの魅力のひとつである日常に溶け込む静かな色気をまさに体現するような一着。滑らかで柔らかなデニム素材を用い、ややルーズなシルエットが生む自然な落ち感が印象的。控えめに大きな襟や、少し長めに設定された袖が、シンプルな中にエレガントなニュアンスを生み出す。ベーシックでありながら、細部に宿る違いが着る人の日常に静かな変化をもたらす《ドリス ヴァン ノッテン》らしいデニムジャケットである。
ISSEY MIYAKE FOOT
身体を造形する靴。
三宅デザイン事務所と《アシックス》によるフットウエア共同開発プロジェクト《イッセイ ミヤケ フット》が、2026年春夏より始動。そのファーストプロダクト「HYPER TAPING」は、アシックスの象徴的意匠であるストライプを再解釈し、「テーピング」という身体を支える概念を造形へと昇華した一足だ。レスリングシューズのアウトソールを再設計し、ヤモリの足に着想を得たというソールデザインは吸い付くような歩行感と高いグリップ性を実現している。新しいフットウエアであると同時に、普遍性を備えた日常使いを想定したインソールを開発。機能とデザイン、身体と美意識。その融合が示す、新たなフットウエアの可能性をチェックしたい。
KINGSLEY WALTERS STUDIO×THE CLASIK
同門が生んだスペシャルな別注。
ロンドンを拠点に活動するジャマイカのキングストン出身のデザイナー、キングスレー・ウォルターはサヴィル・ロウの老舗テーラーでのテーラリング修行を経て、趣味で始めたハンドメイドの革小物製作から《キングスレー ウォルターズ スタジオ》を立ち上げた。ブランドで使用するレザー、コットンキャンバス、リベットやステッチ糸に至るまですべての部材は英国生産かつ、キングスレーによるハンドメイド。そんな彼のブランドと《ザ・クラシック》の別注Wネームのトートバッグが2月から「ランド オブ トゥモロー」で販売される。キングスレーと《ザ・クラシック》のデザイナー田中健は、ともに《マーガレット・ハウエル》出身のデザイナー。同門出身の2人が意気投合したことから始まったコラボレーションに注目したい。
【STOCKIST】
DRIES VAN NOTEN
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ISSEY MIYAKE INC.
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LAND OF TOMORROW MARUNOUCHI
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Photography_TORU OSHIMA.