Jun 05, 2024
By THEM MAGAZINE
「ドーバー ストリート マーケット」がパリに新店舗をオープン
![](https://themmagazine.net/wp-content/uploads/2024/06/IMG_8198.jpg)
川久保玲が全面デザインを手がけた新店舗
「ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)」は2024年5月24日(金)、パリに新店舗をオープンした。2004年にロンドンで初めて一号店を開業して以降、世界中の都市に出店を続け、今回の「ドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)」は8店舗目となる。
場所はマレ地区のフラン・ブルジョア通りで、若手ブランドを集めた「ドーバー ストリート リトル マーケット(DOVER STREET LITTLE MARKET)」や1909書店などを運営していた「3537.org」の跡地。1627年から1634年にかけて建てられ、17世紀フランス文学の象徴であるセヴィニエ侯爵夫人が住んだ歴史的建造物だ。店舗は1100平方メートルの広さを誇り、地下2階から地上2階までの4フロアで構成される。アパレルのほか、ヴィンテージブックの販売や出版を行う1909書店、カフェ「ローズベーカリー(ROSE BAKERY)」も設置される。
ブランドごとに独自スペースを設けていたこれまでの「ドーバー ストリート マーケット」とは異なり、パリ店は併設するカフェ「ローズ ベーカリー」も含め、全体のデザインを川久保玲が担当。全ての服はカーブを描く白い壁の裏側にあるため、外からは内部の商品を見ることができず、迷宮を思わせる内装デザインとなっている。川久保いわく「来店者が自ら探し出す努力をすればするほど、発見と満足感は大きくなる」とのこと。彼女の常識を覆すデザインは、「ドーバーストリートマーケット」のコンセプトである“美しいカオス”を更に進化させた。
また、地下と中庭スペースではアートや文学、音楽などのカルチャーイベントを随時開催。将来的には、「3537.org」のクリエイティヴな精神に則り、アーティストを招いて、その視点や展示を店舗自体に侵⾷させる取り組みも計画しているという。パリを訪れた際には、川久保による空間デザインやカルチャーイベントなど是非とも体験してみてほしい。
【施設情報】
「ドーバー ストリート マーケット パリ(DOVER STREET MARKET PARIS)」
オープン日:2024年5月24日(金)
営業時間:月〜土曜 11:00~19:00 / 日曜 12:00~19:00
住所:フラン・ブルジョア通り35-37(35-37 Rue des Francs Bourgeois)
【問い合わせ先】
「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」
TEL.03-6228-5080