Mar 05, 2026
By THEM MAGAZINE
《グッチ》がデムナによる初のコレクション“Gucci Primavera”を発表 先行販売も実施
イタリア文化に回帰する新生《グッチ》がミラノで本格始動
《グッチ(GUCCI)》が、アーティスティック・ディレクターデムナのデビューコレクションとして、初となるファッションショー“Gucci Primavera”をミラノで発表した。昨年3月に《グッチ》のアーティスティック・ディレクターに任命されて以来、約1年にわたり準備が進められてきた待望のデビューコレクション。大理石の彫像に囲まれた記念碑博物館のような壮大な会場は、イタリア文化における《グッチ》の歴史的価値と存在感を象徴する。音楽はデムナのパートナーとしても知られるlokiがキュレーションを担当し、5つの異なるジャンルの音楽をひとつの美学に融合したサウンドが会場に響き渡った。コレクションは、《グッチ》の中核にあるデザイン哲学を体現しながらも、軽やかさや着心地のよさ、身体そのものへの意識を全面に押し出し、シルエット、テクスチャー、素材における新たなボキャブラリーを確立した。
幕開けを飾ったのは、ファム・ファタールのムードをまとったホワイトのホージャリー素材で仕立てられたシームレス ミニドレス。ボディラインに沿う流麗なフォルムが、センシュアリティとミニマリズムを両立させる。さらに、ひとつのジャケットをスカート、レギンス、パンツと組み合わせたスタイリングが登場し、オフィスからイブニングまで変化を提案した。
デムナが「私の美意識を育んできた彫刻作品からのインスピレーション」が本コレクションの核にあると語ったように、ルネサンスが理想とした均整のとれた肉体美を想起させるアドニス ルックも登場。ギリシャ彫刻のようにドレープをまとったTシャツにスケータースタイルを掛け合わせたルックや、ルネサンス絵画“ヴィーナスの誕生”を思わせるホワイトのスレンダーなドレスへと展開した。スポーティなトラックスーツやブルゾンにランジェリーライクなドレスなど、対極にある要素を交差させるアプローチも印象的であった。
“Gucci Primavera”コレクションのSEE NOW, BUY NOWも開催
さらに、本コレクションから厳選されたアイテムが、3月31日まで《グッチ》一部店舗と公式オンラインショップで先行販売している。対象店舗には「グッチ銀座」「グッチ青山」などが含まれ、フルコレクションのローンチに先駆けて、デムナによる《グッチ》新章の一端を体験することができる。加えて、公式オンラインショップではファッションショーのクリエイティブディレクションを反映したデジタル空間を通じてアイテムを観覧することができる。また3月5日には、Apple Vision Pro向けに、会場を忠実に再現したバーチャル空間でショーそのものを体感できる特別コンテンツも提供される。デムナが描く《グッチ》の世界観に、今後も大きな期待が寄せられるだろう。