Feb 13, 2026
By THEM MAGAZINE
《ジル サンダー》が2026年春夏キャンペーンを発表
シモーネ・ベロッティが解釈するピューリズム(純粋主義)
“そぎ落としながらも、いかに自分らしさを残せるのか?“
《ジル サンダー》が、2026年春夏キャンペーンを公開。
“そぎ落としながらも、いかに自分らしさを残せるのか?“、クリエイティブ・ディレクターのシモーネ・ベロッティが昨年ミラノで発表したデビューコレクションで自ら投げかけたこの問いが明確に体現された。ベロッティは、理性と感情、厳格さと軽やかさ、優美さと峻厳さ、統制と自由といった相反する要素の対話を、ピューリズム(純粋主義)の解釈をもとに表現した。本キャンペーンヴィジュアルでは、ステフ・ミッチェルが撮影、デビューコレクションのランウェイでもスタイリングを手がけたシャーロット・コレットが参加した。
写真スタジオの人工的な空間に用いられたのは、白と淡いブルーを基調とした、境界の曖昧な背景だ。余白を大きく残した構図が、静けさと緊張感を導き出す。クロースアップ、あるいは距離を取った引きの視点から捉えられるのは、モデルの姿勢や仕草といった身体の言語。身体を折りたたむ動きや、2人のモデルが互いの身体の一部にそっと触れる所作は、親密さや抱擁を対照的に浮かび上がらせる。
「私が追い求めているのは、身体に対する好奇心です。コミュニケーションの手段としての姿勢や仕草、もっと近づきたくなるような、隠すと同時にあらわにする服。それは理性と感情を同時に感じさせるものです」
ベロッティは、昨年のデビューコレクションでも体を覆いながらを同時に露出する絶妙な二面性を追求し、ブランドの原点に明確に回帰した。本キャンペーンはその延長線上にありながら、より人間の身体的で感情的な地点へと近づいた。現代性と洗練性を象徴する《ジル サンダー》がシモーネ・ベロッティと展開する新たな章に今後も期待が高まる。
《問い合わせ先》
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