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FASHION
Jan 20, 2026
By THEM MAGAZINE

集中と内省を促す色。パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2026「クラウド・ダンサー」を纏う

再生と内省を促すニュートラルなオフホワイト

 

世界共通の“色彩言語標準”を提供するパントン(Pantone)社が、1999年から毎年発表を行なっているカラー・オブ・ザ・イヤー。色の専門家たちが世界情勢や社会のムードを分析し、「その年を象徴する色」を選定してきた。

The Development
The Development

パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2026に選ばれたのは、PANTONE 11-4201「クラウドダンサー」。白ホリのように眩しい白ではなく、再生と内省を促すニュートラルなオフホワイトだ。白系が選ばれるのは今回が初。パントン社はこの色に、慌ただしい現代社会で求められる「平穏と静けさ」を託したという。

 

本記事では、この色をヒントに、ラグジュアリーブランドから選んだ5つのアイテムを紹介。デザイナー交代が相次ぎ、ファッション界も慌ただしかった2025年を経て迎えた2026年。普段白を身につけない人もそうでない人も、この色を纏い、再生と内省の感覚を呼び覚ましてみてはいかがだろう。

 

 

DIOR

¥480,000(Christian Dior)

ジョナサン・アンダーソンによる新生《ディオール》。2025年6月27日にパリ・アンヴァリッドで発表された2026年サマー コレクションでは、「再構築」という言葉を体現するルックが揃っていた。

 

ここに紹介するのは、ランウェイでも注目を集めたシルク100%のスカーフ。滑らかな手触りと、風を含みとろけるように揺れる様は、この素材ならではの魅力だ。ランウェイではシャツの上から首にかけ、その上にセーターやベスト、ジャケットを重ねるなど、多様なスタイリングで用いられていた。一見するとクラシックで上品な印象のシルクスカーフも、無造作に纏うことで、上品すぎない遊び心あるスタイリングに仕上がる。

 

 

CELINE

¥121,000(予定価格、CELINE JAPAN)

2010年代後半から続く、ローテクスニーカーブームの再燃。2025年秋冬に《セリーヌ》が発表したスニーカー「セリーヌ レーサー」は、1970年代のスニーカーにインスパイアされたモデルだ。アスレチックシューズの美しさとオーセンティックなデザインを併せ持ち、ラグソールやトゥ部分のスウェードカットアウト、ナイロンとスウェードの素材ミックスなどといった象徴的なディテールが、1970年代のムードを想起させる。

 

今回紹介するカラー「バニラ」は、その名の通り柔らかな色調が印象的。ナイロンとスウェードの色みが心地よくマッチし、サイドに刺繍で施された「トリオンフ」シグネチャーが目を引く。スポーティーでありながらエレガントな雰囲気を醸すこの一足は、足元に余白をもたらしてくれるだろう。

 

 

MAISON MARGIELA

¥229,900(Margiela Japan Client service)

スタイリングに真っ白を取り入れることに抵抗がある人にはこちらを。匿名性や脱構築といったブランドの根幹を保ちながら、日常に寄り添うワードローブを展開する《メゾン マルジェラ》から登場した、やや明るめなベージュと控えめなピンストライプ柄が特徴のワイドレッグトラウザーズだ。

 

コットンとポリアミドのブレンド素材が軽さと張り感を演出し、ゆったりとしたフィット感とシルエットが身も心もリラックスさせてくれる。サイドのカーゴポケットはユーティリティが意識され、フロントのプリーツがシャープな印象を与える。ウエスト両サイドには調整可能なアジャスター、裾にはドローコード付き。ニュートラルなカラーがもたらしてくれる開放感を自然に取り入れ、慌ただしい日々の緊張をほどこう。

 

 

BOTTEGA VENETA

マキシ ヴェネタ ¥1,397,000(BOTTEGA VENETA JAPAN)

《ボッテガ ヴェネタ》から登場した新モデル「ヴェネタ」。2002年に展開されたデザインを起点に、柔らかくふくよかなフォルムと存在感を継承しながら、現代のクラフツマンシップによって構造と素材をアップデートした。スモール、ミディアム、マキシの3サイズ展開で、2月には新サイズのベイビー ヴェネタも登場予定。こちらのカラー「シーソルト」は、スモールサイズとマキシサイズで展開される。

 

1.2cm幅のパッド入りイントレチャートナッパレザーが、雲のように軽やかな質感を生み、自然なカーブを保ちながら身体に心地よく寄り添う。仕事用バッグは硬めのデザインを選びがちだが、見ているだけで心が柔らかく解けそうなこのバッグにチェンジし、今年は“リラックス”を意識して仕事に臨んでみてはいかがだろう。バッグを変える、ただそれだけで良いアイディアが浮かぶかもしれない。

 

 

JIL SANDER

¥159,500(JIL SANDER JAPAN)

《ジル サンダー》のスニーカー「ムーン」は2024年秋冬に登場し、以降継続して展開されているモデル。彫刻的なデザインと上質な素材によって、クラシックでラグジュアリーな存在感が放たれている。

 

今回取り上げるカラー「CANDY CANE」は、その名の通りキャンディケインを彷彿とさせるカラーリングが特徴。ホワイトのサテン調ナイロンのパネルと、シュータンとヒール部分に配されたレッドのレザーパッチがアクセントを添え、ワッフルソールが柔らかさをプラスする。安定感のある履き心地とソールのボリューム感も魅力だ。ロゴはヒールの型押しのみ。ほどよいレトロさと職人技、スポーティーな日常が融合したこのシューズを履いて、軽やかな一年を始めたい。

 

 


パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー
https://www.pantone.com/color-of-the-year/2026

 

【問い合わせ先】

Christian Dior

TEL.0120-02-1947

 

CELINE JAPAN

TEL.03-5414-1401

 

Margiela Japan Client service

TEL.0120-934-779

 

BOTTEGA VENETA JAPAN

TEL.0120-60-1966

 

JIL SANDER JAPAN

TEL:0120-998-519

 

 

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