キャリー・メイ・ウィームスによるエイサップ・ロッキーを捉えたヴィジュアルが公開

《ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)》が、写真家キャリー・メイ・ウィームスによるエイサップ・ロッキーをフィーチャーした新たなフォトグラフィーシリーズ『Portraits of Fatherhood(父親の肖像)』を発表。

父の日に合わせて公開された6枚のヴィジュアルは、エイサップ・ロッキーが息子であるリザとライオット・ローズと自宅でくつろぐ姿を捉えたもの。また、ヴィジュアルの公開とともに、彼が《ボッテガ・ヴェネタ》のブランド・アンバサダーに就任したこともアナウンスされた。ロッキーは、「写っているのは、進化したありのままの私です。キャリアのあらゆる側面に向き合いながら、父であること、親であること、仲間や家族であることを体現し、それを受け入れている私そのものがここにいます。」と説明している。

家庭的な雰囲気をストレートに捉え、フラッシュを焚かずありのままを映したこれらの作品は、ウィームスの代表作“Kitchen Table Series”や、アフリカ系アメリカ人の家族が直面する否定的なステレオタイプやメッセージに対する痛烈な反論を示した彼女初の個展“Family Picture and Stories”を想起させる。

ウィームスは「ロッキーが子どもを持つアフリカ系アメリカ人男性として抱えている懸念は、私の心を深く揺さぶりました。歴史的にも、黒人の家族が真正面から表現される機会はほとんどありませんでした。この企画は、彼自身の経験だけでなく、それがより多くの人々の目にどう映るのかということを、ただ肯定的なだけではない真実味を持って表現するまたとない機会となりました。黒人男性に対するあらゆる非道な行為、特にその男性らしさゆえの残虐な行為を前にして、ロッキーが子どもたちに愛情を持って接する姿を見ることができます。彼を通してその真の姿を語ることができ、心が奮い立つような経験となりました」と述べている。

ロッキーにとって今回のプロジェクトは、個人的な進化を示すだけでなく、より広いコミュニティにおける重要な声明となった。アーティストとして、そしてひとりの父親としてあり続けるロッキーと《ボッテガ・ヴェネタ》の今後の動向にも注目したい。

《問い合わせ先》

ボッテガ・ヴェネタ ジャパン

TEL.0120-60-1966