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LIFESTYLE
Sep 28, 2022
By THEM MAGAZINE

PICK-UPS vol.3 FRAGRANCE

おすすめ香水4選

ラグジュアリーメゾンやメガブランドによるヒットアイテム、メジャーなフレグランスブランド以外にも、香りひとつで、独自の世界観を追求するインディペンデントなフレグランスブランドが存在する。PICK-UPS第3弾はその中から、2022年に日本に初上陸したブランドや最新作を含むおすすめ香水4選を紹介。

 

《ÇANOMA》 1-24 鈴虫

上質な日常を届ける《サノマ》が表現する“夏の終わり

ディレクター渡辺裕太氏によるブランド《サノマ》。「香水は上質でありつつ、毎日使えるものであるべき」という哲学のもと、日常を表す“茶の間”と伝統文化 “茶道”からその名が付けられている。調香は、この道数十年のキャリアを持つ調香師ジャン=ミッシェル・デュリエによるもの。ただ香りのする液体ではない、様々な要素が一体となって香る“香水”を展開している。また、ピュアに香りを感じてほしいという思いから、香料やデザインソースを商品名にせず、日本に伝わる遊戯“組香”の一種である“源氏香の図”をロゴに用いてストーリーを忍ばせている。「1-24 鈴虫」は、24回の試作を重ね完成した香り。夏の茹だるような暑さの中で、一瞬吹き抜ける冷たい風を表現。100ml/¥19,250 (Saji Pafum Japan Inc.)

 

《FUEGUIA 1833》 ARÁBICA

フレグランスに文化的なアイデンティティを注ぎ込む《フエギア 1833》の新作

創業者であり調香師のジュリアン・ベデルが、自らが愛する詩やタンゴの世界を、パタゴニアの豊かな植物の香りによって表現したいと考え創業した《フエギア1833》。新作「アラビカ」は、珈琲が出来上がるまでの様々なシーンを想像し生まれた。コーヒーチェリーとして収穫されてから生豆になり、焙煎・抽出を経る過程それぞれの香りを研究し、様々な珈琲豆の表情を追求した。過去に何度も製作を試みたものの、実現させたい複雑性のある香りを表現しきれず発売を中止。自社ロースターを導入することで調香が完成し、発売となった力作。慣れ親しんだカフェに足を踏みいれた瞬間を想起させる穏やかな香り。100ml/¥63,800(FUEGUIA1833 Roppongi)

 

《STEP ABOARD》 ボスコ・ソスペーゾ 垂直の森

ストリートなムードが異彩を放つ《ステップ アボード》による新しい香水体験

《ステップ アボード》は、グラフィティアートに使用されるスプレー缶を彷彿とさせる、独自のストリートな雰囲気をまとったボトルが特徴。ミラノの香りと空気感が閉じ込められた缶で、街を飾るかのように自らに香りを吹きかけ、生活に彩りを与える。ミラノ生まれの建築家ステファノ・ボエリが設計した超高層ビルがデザインソースである「ボスコ・ソスペーゾ 垂直の森」は、環境と都市が共存し、反り立つビルの外壁から木々が空に向かい生い茂るように、多様性を感じさせる香りとなっている。またスプレー缶は、ガスを使わず空気を圧縮して噴き出す特殊構造のため、逆さにしても使用することができる。150ml/¥12,100(NOSE SHOP)

 

《GOLDFIELD & BANKS》 シルキーウッド

オーストラリアの豊かな自然を感じる《ゴールドフィールド アンド バンクス》による柔らかな香り

香水ブランド不毛の地、オーストラリア発のフレグランスブランド《ゴールドフィールド アンド バンクス》。素晴らしい気候と肥沃な大地に恵まれた自然豊かなオーストラリア原産の香水原料を最大限に活かしながら、フランスの伝統的な香水生産ノウハウも活用した、ハイブリッドな香水ブランド。本作は、持続的に収穫可能な熱帯雨林のデインツリーという貴重な木材から抽出したウードを、香水の歴史上初めて使用。オーストラリアの先進的な感覚を捉えた、柔らかく甘さのある香りは、繊細かつ官能的なブレンドに仕上がっている。100ml/¥44,000(NOSE SHOP)

 

Saji Pafum Japan Inc.

TEL. 03-5738-8333

ÇANOMA 公式サイト

 

FUEGUIA1833 Roppongi

東京都港区六本木6丁目10-3 グランド ハイアット 東京 1F ロビー

TEL.03-3402-1833

FUEGUIA1833 公式サイト 

 

NOSE SHOP

TEL.050-2018-6146

NPSE SHOP 公式サイト

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