Nov 04, 2025
By THEM MAGAZINE
編集者・上岡巧による写真媒体『asia』が創刊。アジアのイメージを多層的に映し出す。
アレック・ソスの未発表作品など、世界各地で活躍する10名の写真家が参加。
『Them magazine』でも数多くのファッションシューティングや企画を手がけてきた編集者・上岡巧による写真媒体『asia』が創刊。11月8日に発売される。編集長および発行人は上岡、アートディレクションとデザインはリ・モハン（Menghan Li）が担当し、年に一度パリで刊行。パリ、ロンドン、東京でローンチイベントも開催される。
創刊号は、アレック・ソス（Alec Soth）による未発表作品に加え、世界各地で活躍する写真家たちが参加。ソスは日本・北海道を舞台に、言語がうまく通じない女性との7日間の旅を記録した作品を32ページにわたり再構成。マーティン・パー（Martin Parr）は30年以上にわたるインド滞在を通して、日常と祝祭が入り混じる風景をユーモラスに捉える。イ・ジョンジン（Jungjin Lee）は韓国・済州島の自然を墨のようなトーンで表現する。ファラ・アル・カシミ（Farah al Qasimi）はドバイの巨大ショッピングモールを舞台に、グローバリゼーションと消費社会を軽やかに描く。
そのほか、ナイジェル・シャフラン（Nigel Shafran）、シャオペン・ユアン（Xiaopeng Yuan）、サーカー・プロティック（Sarker Protick）、リュウ・イカ（Ryu Ika）、エジェ・ギョカルプ（Ece Gökalp）、河野幸人（Yukihito Kono）ら10名の写真家が参加する。
本書の全編は日本を含め、韓国やモンゴル、中国、トルコ、バングラデシュというように、アジア各地で撮影された写真で構成。号を重ねるたびに多様なアジアのイメージを蓄積し、アジアの視覚的アーカイヴとしての価値を持つことを目指す。
広大で多様な大地を舞台に、そこに生きる人々の視点と、旅人や移住者の眼差しが交差した本書。手に取り、多層的に映し出されたアジアのイメージを受け取ってほしい。
《出版概要》
タイトル：asia issue 01
発売日：2025年11月8日
編集長・発行人：Ko Ueoka / asia publication
アートディレクション・デザイン：Menghan Li
日本定価 ：¥6,000
判型 ： H270mm × W200mm × T20mm ／ 280 ページ／ソフトカバー
ISBN：979-10-415-7621-0
《問い合わせ先》
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Website: asiapublication.co