CULTURE
Dec 26, 2023
By THEM MAGAZINE

GO THERE いま行きたいニューショップ -2024 PRE SPRING- / 銀吉村

銀吉村

ポストモダンデザインの家具とシルバージュエリーが並ぶ店。

　インテリアとシルバージュエリー、アートを扱うショップ＆ギャラリー「銀吉村」が学芸大学前にオープン。この店は下北沢の古着屋「フロクシノーシナイヒリピリフィケーション」の2号店として、シルバージュエリーに特化させた店を予定していたため「銀」という名がついたものの、準備を進める中でインテリアにも興味が湧き、ややインテリアが優勢な今のお店のスタイルになったという。内装のコンセプトは“減築”で、通常の解体ではあり得ない怪獣に剥がされたような内装は、製作者の意図が残されたテクスチャーだ。インテリア商品は、「ポストモダン」と呼ばれる前衛的で挑戦的なデザインが印象的なものが並び、ヨーロッパ製の他に、ジャパンヴィンテージのものも販売されている。「インテリアは、置ける場所があればいいから自由ですよね。デザインとしてはポストモダンのものが多くて、簡単にいうと、機能があるが、ただそこに置いてあるだけでも様になるというのが、ポストモダンデザインの特徴ですね。インテリアとして入りやすいのは照明だと思います。ひとつ買って部屋でつければそれだけで部屋の雰囲気がガラッと変わりますからね！」と店主の吉村氏は語り、オブジェよりも照明の方が部屋のムードを変えやすいことを教えてくれた。またディスプレイにもこだわっている本店は、全て40cmの倍数で作られたモジュールでディスプレイされている。吉村氏は“テトリス”と呼び、しっくりくる配置を日々試行錯誤しているため、来店の度に配置が変わっているのも面白い。割れ物がお店に多いため、大荷物での来店は注意が必要だ。