CULTURE
Apr 24, 2024
By THEM MAGAZINE
Apr 24, 2024
By THEM MAGAZINE
GO THERE いま行きたいニューショップ -2024 SUMMER- / ドマ_ビルディング
ドマ_ビルディング
古物に魅せられたオーナーによる、高円寺の新たな名店。
高円寺駅南口を出て高南通りをまっすぐ歩くこと4分、コインパーキングに挟まれた1棟の建物が見える。ここは、言わずと知れた高円寺の名店「MECHA」の店長を務めていた東井崇氏と、同じく「MECHA」で働いていた祐希さんが二人三脚で営む古着屋だ。確かな目利きでセレクトされたレギュラー古着をメインに、東井氏としては新たな挑戦である陶器や木彫りの置き物などの古物の取り扱いも行う。放置されていた空き物件を見つけ、約半年で廃墟からのフルリノベーションを実行した。アイテムはもちろん、淡路島まで足を運び選んだという土で作られた内装デザインにも注目。「個人店をつくる上で店内の什器にもこだわりたくて、東北沢の日本民藝館などに足を運びました。『誰から買うか』『資金力を使ってどこで買うか』が重要な古着と違って、古物はプロと一般のエンドユーザーが同じ土俵でセンスと買い付けの判断スピードで勝負するんです。そんな話を古物商の方々から聞いているうちに、僕も古物に目覚めてしまいました。結果今までやってきた古着とモノの2つを扱う店になりました。古着に関しては、デザインソースや背景がぼんやり見える古着が好きですね。前職で僕がアメリカ買付、祐希がアメリカとヨーロッパの買い付けをしていましたが、今の気分としてはアメリカ古着の決まったパターンとかその中でのアイテムごとの微細な変化に魅力を感じてます。あえてSNSでの発信を控えているんですが、口コミや紹介で予想を超えるお客さんに来ていただけてます」。本ショップの全貌は、実際にお店に足を運び確かめるべし。