CULTURE
Sep 08, 2020
By THEM MAGAZINE
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RASHOMON at the 70th anniversary
映画『羅生門』展が9月12日から12月6日まで開催
9月12日より、国際的な人気を博した映画『羅生門』の公開70周年記念展覧会が、東京・京橋の国立映画アーカイブ展示室で開催される。
黒澤明が監督を務めた同氏の代表作である映画『羅生門』は、芥川龍之介の『藪の中』を原作として1950年に公開された。キャストには三船敏郎、志村喬、森雅之、京マチ子らが登場。平安時代の京都を舞台に、討たれた一人の武士をめぐる事件の証言や目撃情報から、人間のどす黒い汚れた部分が生々しく表現されている。
米国アカデミー賞で名誉賞、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を授与されるなど、国際的に評価の非常に高い作品として知られ、現在までの日本映画のあり方に多大な影響を与えた。
全7章で構成される今回の展覧会は、世界的な評判を得ることになった『羅生門』の、企画段階から撮影現場、映画公開までに及ぶ様々な場面に対して、多角的にフォーカスをあてたものとなっている。
展示される資料をもとに、本作のエピソードを再び検証することで、映画の舞台裏を楽しむことができる。
デジタル技術を使った新しい展示作品の可能性にも取り組んだ『羅生門』展は、12月6日まで開催中だ。
映画を1度鑑賞したファンとして、ぜひ期間中に足を運んでみてはいかがだろうか。
【展示会情報】
公開70周年記念 映画『羅生門』展
開催期間: 9月12日(土) – 12月6日(日) ※月曜休館
展示会場所 : 国立映画アーカイブ7階展示室
東京都中央区京橋3-7-6
【問い合わせ先】
TEL. 050-5541-8600
www.nfaj.go.jp