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CULTURE
Dec 06, 2022
By THEM MAGAZINE

髙橋大雅の初の個展『不在のなかの存在』を建仁寺塔頭両足院にて開催

古今東西の彫像や絵画に表される衣のドレープに着想を得た彫刻作品を展示

 

202249日に逝去したデザイナーであり、現代美術家の髙橋大雅氏。彼の初の個展『不在のなかの存在』が、2022123日(土)〜1211日(日)まで、京都市の建仁寺塔頭両足院にて開催される。建仁寺は、生前髙橋氏が足繁く通った場所であり、彼のクリエイションに刺激を与え続けた場所でもある。本展示の構想は、髙橋氏がかねてより親交のあった両足院副住職との会話から生まれ、実現した。建仁寺塔頭両足院での開催は、仏教の考えである「極楽浄土」すなわち「髙橋大雅への供養」といった側面も持ち合わせている。

『不在のなかの存在』と題した本個展では、歴史的な彫像や絵画に描かれている衣のドレープに着想を得た高橋の彫刻作品を、彼自身が蒐集した仏教の衣紋と彼の言葉とともに展示する。

また、本展を記念して、京都市にある総合芸術空間の「T.T」では、時を超え、過去から現代、現代から未来に生き続けるインスタレーション、『時をうつす鏡』を展示。さらに「HOSOO GALLERY」にて、髙橋が蒐集し、自身のブランドの雛形としたヴィンテージコレクションを一部特別に公開する展覧会 『Texture from Textile Vol.2 時間の衣髙橋大雅ヴィンテージコレクション』も開催される。

『時をうつす鏡』
『Texture from Textile Vol.2 時間の衣-髙橋大雅ヴィンテージコレクション』
『Texture from Textile Vol.2 時間の衣-髙橋大雅ヴィンテージコレクション』

髙橋氏は、「美意識というのは時代を写す鏡。芸術とは、その美意識を手の技を通して視覚化することではないか。視覚化することで過去を知り、未来を見つめる何かにつながることができる」と語っている。

 

この機会に、髙橋氏ゆかりの地で、彼の思考をめぐる作品の数々を堪能してほしい。

 

【開催情報】
『不在のなかの存在』
会期:2022年12月3日(土)〜12月11日(日)
会場:京都建仁寺塔頭両足院
住所:〒605-0811 京都市東山区小松町591
TEL.075-525-0402
時間:11:00-17:00

 

『時をうつす鏡』
会期:2022年12月3日(土)〜12月11日(日)
会場:総合芸術空間「T.T」
住所:〒605-0074 京都市東山区祇園町南側570-120
TEL.075-525-0402
時間:12:00-19:00

 

『Texture from Textile Vol.2 時間の衣-髙橋大雅ヴィンテージコレクション』
会期:2022年12月3日(土)〜2023年3月12日(日)(年末年始、祝日を除く、入場は閉館の15分前まで)
会場:「HOSOO GALLERY」
住所:〒604-8173 京都市中京区柿本町412 HOSOO FLAGSHIP STORE 2F
TEL.075-221-8888
時間:10:30-18:00

 

上記3つの展覧会は全て入場無料

 

【問い合わせ先】
T.T

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