Them magazine

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FASHION
Oct 28, 2024
By THEM MAGAZINE

Visiting Vintage Store Vol.1「Lakewood Clothing」

Lakewood Clothing

旅先で出会ったヴィンテージと、気鋭ブランドが並ぶ店

 

このお店は三軒茶屋駅と池尻大橋駅のちょうど中間、三宿エリアにある。辺りはハイセンスなカフェや飲食店、アンティーク家具店、ハンカチ専門店などもあって、それぞれオーナーのこだわりが反映された個性的な店が点在している。「Lakewood Clothing」もそのひとつだ。「古着はタイミングです」と話すオーナー宮地真之祐氏は、出会いや繋がりを大切に、アメリカ中を旅して買い付けをする。店内はヴィンテージからレギュラー古着、訪れたホテルや博物館のキャップ、ミッキーマウスやスヌーピーがデザインされた陶器まで揃い、宮地氏のアメリカ愛が存分に伝わってくる。宮地氏が大好きだという1980年代から90年代の≪エルエルビーン≫や≪パタゴニア≫≪ウィリスアンドガイガー≫を始めとするアウトドアブランド、50年代のスーベニアジャケットや≪オルテガ≫のチマヨベストなど、古き良きアメリカを感じるアイテムが揃う。「≪エルエルビーン≫って、いなたいというイメージを感じる人も多いかも。でも着方や合わせ方によっては、ファッションアイテムになるし、むしろ洒落ている。『なし』のものを『あり』にしていく作業が、古着のひとつの魅力なのではないか」と宮地氏は語る。だとしたら、新品のアイテムと古着が同じラックに並べられているのも納得できる。この店は古着と新品を合わせるスタイルも提案しているのだ。ユーモアのある刺繍が特徴的な≪サミュエル ゼリグ≫や、ヴィンテージファブリックを再構築したゴルフウェアを展開する≪クラッチゴルフ≫など、いずれもロサンゼルス発の気鋭ブランドが、宮地氏独自の視点でセレクトされている。また≪オールドパーク≫などの日本のブランドも、この店の古着に不思議と馴染んでいた。「アメリカの各州でカルチャーが異なるように、この店もさまざまな要素をミックスして、アップデートしていきたい」。今後も年代や生産国、新旧問わず、良いと思ったものを提案し続けていきたいという宮地氏。お店に行けば、宮地氏がきっと素敵なスタイリング提案をしてくれる。

アメリカ・ニューメキシコ州のサンタフェ、テキサス州のマーファなど、海外の田舎町をイメージした落ち着いた店内は、現在6:4の割合で古着と新品を取り扱っている。
宮地氏が旅先で購入した本やインテリアなどが揃い、一部販売している。
《ファンモンテス》“Punt Lather Zapatillas”¥33,000 / 1982年から38年間、一人の職人がハンドメイドで作り続けているアルゼンチンのシューズ。自国の上質な牛革を使用した、クラフト感溢れる一足だ。
《オールドパーク》 フライトジャケット ¥85,800 / アンディ・ウォーホルの代表的作品でお馴染みの「キャンベルスープの缶」のVitnge Laundry Bagを解体し、再構築されたスペシャルな一着。
《L.L.Bean》 1990sTシャツ デッドストック ¥16,500 / パキッとしたカラーとユーモアなプリントがなんだかノスタルジーを感じる。
《ジバンシー》 1990sウールスラックス ¥22,000 / ワイドテーパードのシルエットで、絶妙なブラウンが上品で使いやすい一本。
《サミュエル ゼリグ》 シカモア サイクリング スウェットシャツ ¥63,800 /《サミュエル ゼリグ》は、1930年代から50年代のアメリカのスポーツウェアやワークウェアを、現代的な手法を用いて再解釈したプロダクトを展開している。
《クラッチゴルフ》 ロックランドジャケット¥330,000 / ミッキーマウスとミニーが描かれたアジやヨレ感を加えた生地と、ポケットのスタッズがパンキッシュな一着であるが、ピークドラペルや肩パッドのディテールが、フォーマルなゴルフウェアのとしてのテイストも残している。

【店舗情報】

OPENING_2024年16()

ADDRES_東京都世田谷区太子堂1-1-11 乗鞍ビル1F

SHOP HOURS_13:00〜20:00(木曜のみアポイントメント制)

INSTAGRAM_@lakewood_clothing

 

[商品割合] VINTAGE20%REGULAR40%NEW40%

[国別割合] USA60%EURO20%JPN20%

 

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