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Jun 24, 2026 FASHION
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HOSHINOYA KARUIZAWA

国設「軽井沢野鳥の森」と、星野の丘に挟まれた谷間に「星のや軽井沢」はある。浅間山麓の豊かな自然に囲まれた「星のや」始まりの地のコンセプトは、「谷の集落に滞在する」。前身の「星野温泉旅館」から続く、自然と共生・調和し暮らすという価値観に根付いたこの地は、和の文化が熟成を重ねて今を迎えたらという仮想の「もう一つの日本」を思い描いている。日本らしさを大切に近代化した日本の街並みを表現した空間は、日本人にとってのくつろぎ方を追求して考えられた床に座るリビングや水力発電、ムササビのために残された木に合わせて配置された棟など、かつての日本の家屋で用いられた手法や自然保護の考えを採用。木々や水辺に囲まれた客室から、一日の中での自然の移り変わりや四季の情景を感じ取る。見る場所によって表情を変える象徴的な棚田の庭園のそばでリラックスし、源泉かけ流しの温泉やリラクゼーションスパで心身を調える。日中は敷地の広大な自然の開放感あふれる環境、夜になると日本の美意識である「陰翳礼讃」の考えに基づいた陰影を効果的に利用したプライベートな空間が広がる。浅間山麓の豊かな自然をもたらすさまざまな体験を通じて、穏やかな休息を過ごすことができる。

棚田に隣接したメインダイニング「日本料理 嘉助」では、夕食には山川の素材を用い丹精込めた「山の懐石」、朝食には数種の野菜を丸ごと用いた野菜出汁による優しい味わいの「山の朝食」が提供される。

非日常の入り口となる「集いの館」フロントに入ると、象徴的なランドスケープである棚田が一望できる。

全77室の客室は「水波」「山路地」「庭路地」に分かれ、谷の地形をそのまま生かした景観が、四季や時間帯によってさまざまな表情を持ち、室内にいながら自然を感じることができる。集落の中心を流れる川に面した「水波の部屋」は、窓の外に浅間山麓の豊かな情景が広がる。

「星のや軽井沢」の草花の手入れをしている庭師の関口氏。開業当初は広大な敷地をどのような庭にするかを考えていたが、自然に生えてくる植物を見守り育て、ありのままの状態を生かしていこうと決めたそう。「庭師ではなく、管理人なんです」と語る一言に彼と「星のや軽井沢」の哲学が宿っている。

「星のや軽井沢」を象徴するランドスケープである棚田。日本人の心の原風景として設計された棚田は、見る位置によって表情を変え、隣接する棚田ラウンジだけではなく、棚田の中にも休息用のテーブルや椅子が配置され、その時々の「特等席」を堪能することができる。

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