Oct 08, 2026
By TORU UKON (Editor in Chief)
コンサバ爺のめし日記 Vol_04
2026年10月2日「蓮華の五徳」の排骨担々麺+高菜ごはんセット
「夏の担々麺は、リーゼントが溶けるから、やばいよ」
キャロル時代の矢沢永吉が言ったとか、言わなかったとか。
確かに、数年前に閉店した渋谷の「亜寿加」の大辛担々麺はポマードが溶けそうなくらいホットだった。大御所スタイリストのNさんに連れて行ってもらい、一緒に大辛を食べたのだが、普通のサラサラヘアの私でも溶けそうだった。さらにサラサラヘアのNさんは平然と食べていましたが……。
「亜寿加」の後継と言われ、場所もちょっとだけ引っ込んだところに「蓮華の五徳」という店が数年前にできたので、たまに行く。無性に担々麺が食べたくなることがあるのだ。さすがに夏は控え気味だが、10月になっても雨続きで、少し涼しくなったので、行ってみた。渋谷駅の再開発で、新南口というのができたので、桜丘方面は随分と行きやすくなった。「亜寿加」は駅前だったが、あの大きな歩道橋を渡るのは、爺には堪えたものだ。
12時10分、まだ早いのか、行列はない。あと30分遅ければ、数人は並んでいただろう。
メニューは「亜寿加」ほど多くはないが、私は一択。「排骨担々麺+高菜ごはんセット」。「亜寿加」時代は、注文するときに「ライスも」といえば、ライスは付いてきて、高菜はカウンターの上にあるラーメン丼に山盛りあって、取り放題だったのだが、「蓮華の五徳」では、有料で高菜もライスの上に最初からの乗っかっている。でも、担々麺と高菜ごはん、これはニコイチ。セットで1品なのだ。もはや、ブレッド&バター。餃子&チャーハン。チーチ&チョン、ヒロシ&キーボー(わからない方、ごめんなさい)状態。つまり、言いたいのは1+1=2ではなく、3にも4にもなるカップリングのこと。
担々麺を食べる際は、必ずエプロンが必要。これがない店では食後に結構悲しい思いをするので(特にランチは)、エプロンの有無は担々麺の店のポイントに少なからず影響を与える。
まずは高菜ごはんが来る。すぐに食べたいところだが、ここはグッと我慢。担々麺が来るまでは。担々麺の辛さを中和してくれる、それが高菜ごはんに課せらた使命。担々麺が来る前に食べちゃったら、ライスカレーをルーだけで食べるようなもの(俺はつい、この配分ミスをよく犯すのだが)。ここは配分を間違えてはいかん、いかん。3汁1飯のバランスを忘れるべからず(と自分に言い聞かす)。
そして遂に真打登場。排骨担々麺が運ばれてくる。赤みは「亜寿加」よりもちょっと薄い。青梗菜もちょっと小さい気がする。ノスタルジーは美化されがち、ここは現実を直視せねば。スープを一口。ん? ちょっと辛さがマイルド? パンチも「亜寿加」が井上尚弥なら、「蓮華の五徳」は井上拓真? 胡麻の風味が弱いのか? いや、一口ではわからん、ポマードも溶けん。担々麺はフィニッシュまで呑んで、辛さを判断せねば。辛さは旨さのあとから効いてくる、尚弥のボディブローの如し。
さ〜て、いよいよメインの排骨。うしっ! これはカレー風味が聞いた「亜寿加」譲りの味。これこれ、この排骨なのよ。大きさも薄さも問題なし。薄くていいのは、排骨とコトレッタミラネーゼと、シャーロット・ランプリングの体の線だけだ。麺は細めのストレート麺。これも「亜寿加」と同じ。量はちょっと少なめかな? でも、高菜ごはんとダブル炭水化物という禁欲を破っているチャビーが言うセリフではない。「亜寿加」よりも多少マイルドになったからか、途中で汗を拭うこともなく、スルスル〜と食が進んでいく。途中丼の底に溜まった胡麻を攪拌しながら、わずか5分で完食。相変わらずの早食いに隣のサラリーマンもびっくりしてた。
優しくなった排骨担々麺。80点。辛さ控えめ、点数甘め。
ちなみに「亜寿加」は85点。なお、ベテランスタイリストのNさんは「はしご」のほうが好きと言ってました。今は、他にいい担々麺の店を見つけたかもしれません。
めし日記というか、ほぼラーメン日記となっているようだが、私は小池さんではないので、ラーメンばかりを食べているわけではありません。次は違うメニューを。