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LIFESTYLE
Oct 18, 2016
By TORU UKON (Editor in Chief)

ファッションお悩み相談室「あなたならどうする?」vol.01 パンツの裾

お洒落にまつわるいろいろな悩み相談、始めました。

 

第一回目は、初めから裾が決まっているパンツ、裾上げしてはいけないのでしょうか?

 

たとえば、《LOEWE》のデニムパンツ。

 

折り返しの白地が最大の特徴ですが、よほど背の高い人じゃない限り、モデルさんのようなレングスにはなりませんよね?

 

そのまま穿いたら、2クッション以上になってしまいます。

 

どうしたらいいのでしょう?

 

 

迷わず、丈詰めしましょう。

 

折り返しの白地の部分はそっくり残るように、(本来裏地である)白地のステッチから上を自分のレングスに合わせ、くるぶしがしっかりと見えるように、裾上げしちゃいます。ちなみに僕は6センチほどカットしました。

 

一瞬、裾上げしたら、買った当時のステッチがおかしな状態になるのでは?と躊躇しがちですが、折り返して穿くぶんには大丈夫です。

 

もともと、買った時からデニム地側も、白地側もステッチが見えるので、そのステッチ跡に沿ってミシンでタタいてもらえば、問題なし。

 

シルエットもほとんど変わりません。

 

このデニムパンツは白地の折り返しが短めの丈だからこそ生きるもの。裾上げしないで、2クッションで履いていたら意味がありません。思いっきり裾上げしてください。

 

J.W.もきっと「その通り!」と言ってくれるはずです。

ちなみに、最近多い最初から「短め」に設定され、裾がダブルになっているパンツも、すべて同じように裾上げすることをお勧めします。

 

ただし、国内のセレクトショップのプライベートブランドの場合は、5センチほどのゆとりがあるそうです。180センチの人が穿いて、くるぶしの上に裾がくるようであれば、175〜185センチの人なら、ほぼ見た目には同じように「短め」として見えるということ。その際は裾上げは不要、とお聞きしました。

 

買った時からからレングスが決められているパンツ、ちょっと困ったりしますが、我慢することなく、「短め」のパンツは「短め」に見えるように穿くことを勧めます。(最近、お直しの上手なお店も増えていることですし)

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