先日ブログに書いたPictures For Elmhurst、$1,380,000(約1億5000万円)もの額を集めて終了したようです。すごい! みなさん、好みの作品は買えましたでしょうか。
述べ9200人それぞれの部屋に飾られる写真は、コロナの記憶をちょっとポジティブに買えてくれそうな、そんな力もありそうですね。
さて、Pictures For Elmhurstで買い逃してしまって唇を噛みしめた人もいるんじゃないですか?
そんな方に(?)、僕の知っているまだ間に合うアート・チャリティーをいくつかご紹介します。
Apr 22, 2020
By THEM MAGAZINE
BUY ART TO HELP PEOPLE ~アート・写真プリントチャリティまとめ①

BUY ART TO HELP PEOPLE ~アート・写真プリントチャリティまとめ①
① giveworld
Pictures For Elmhurstと同様のプリント販売チャリティgiveworld。
購入した金額の一部が、GlobalGiving: Coronavirus Relief Fundに寄付されます。
寄付額についてなど記載されておらず、かなり情報が少ないですが……
・値段は$85
・9 x 12 in (22.86 x 30.48 cm)
・デジタルCプリント
・ハンドスタンプが刻印
参加しているのは、ジム・マンガンやイネス&ヴィノードなど。
ミック・ロックによるデヴィッド・ボウイ、ジェシー・フローマンのよるカート・コバーンのポートレートなどもあります。


② 2020Solidarity
続いて、ヴォルフガング・ティルマンスが参加する財団Between Bridgesによる2020Solidarity。Between Bridgesがポスターをプリントし無償で文化組織に提供する。50£/$/€以上の金額でポスターは販売され、その文化組織への寄付となるというもの。
Between Bridgesは民主主義や国際理解、芸術、LGBTの権利の向上を目的に2017年に創設された財団で、同名の非営利展示施設が2006年から2019年までティルマンス自身によって経営されていたとのことです。
ティルマンスはもちろん、マルレーヌ・デュマスやトーマス・ルフ、エリザベス・ペイトンなど40人以上の作家が参加。現在もティルマンスがいろんなアーティストに呼びかけているとのことで、これからもどんどん追加されていくようです。制作年が2020となっている作品はこのためにつくったのですかね?





③ARTIST AUCTION FOR COVID-19
dobedorepresents.com/pages/artist-auction-for-covid-19
タイロン・ルボンが立ち上げた、ロンドンのオンラインプラットフォームDoBeDoが主催するARTIST AUCTION FOR COVID-19。
こちらはオークション形式なので、ちょっと敷居が高いかもですね。詳細は作品ごとにすべて異なります。



ちなみにDoBeDoがつくっているフォトTシャツ、いい感じです。ホームページで過去作が見られないのが残念ですが…。
dobedo.co.uk/product/photographers-series-t-shirt-subscription
④ #AloneTogether
dazed-alonetogether-posters-for-barts-charity.com
最後はDAZEDのポスターキャンペーン#AloneTogether。
ちょっと変わったシステムを採用していて、「£10でエントリーし、当たればポスターゲット。外れても全額募金されるので、まあいいか。」というもの。ポスターはほとんどが1/1エディションみたいです。
ヴィヴィアン・ウエストウッドや《ア コールド ウォール》のサミュエル・ロスなど、ファッションデザイナーが多く参加しているのもファッションメディア主導の企画らしいですね。マッシヴ・アタックの3DやGAIKAと言ったミュージシャンや、M/M Parisやサンディ・キムなども参加しています。

