May 03, 2024
By THEM MAGAZINE

《コグノーメン》がブラジルで撮影したフォトブック『OUTRO LADO』を発売

《コグノーメン(COGNOMEN)》が、ブランドの目指す世界観である“多様性”を体現する国・ブラジルで撮影を行ったフォトブック『OUTRO LADO』

フォトブックの舞台となったブラジルは、音楽家、美術家、建築家、演劇作家、詩人、哲学者といった様々な表現者たちを巻き込み、1960年台後半のに急速な発展を遂げた。この出来事は「トロピカリア」と呼ばれ、約一年半の短い期間で起こったこのムーブメントとされている。

デザイナーの大江マイケル仁は、「どの様な歴史を経て、この国は多文化共生の地となったのかを知るためには、『トロピカリア』について深掘りする必要がありました。徐々に知識を得る中で自分もこの精神の仲間入りをしたいという思いが心に宿り、日本の仲間に声をかけて現地での撮影を決意した」と語る。地球の真裏に位置する異国の地での撮影を経て大江は、「自身の隠された一面に価値を見出し、その異質性を認めることによって初めて孤独から抜け出し、他者と結びつくことが出来る」という答えに辿り着いた。

フォトグラファー・西川元基によって撮影された《コグノーメン》の2024秋冬コレクションは、街や現地の人々に溶け合い、ときにその魅力が生き生きと表現されている。