Them magazine

SHARE

May 27, 2025
By THEM MAGAZINE

CUT UP Vol.01_04

¥66,000(Offering)

OFFERING

遊び心に溢れる総柄。

《C.E》のトビー・フェルトウェルと菱山豊、スタイリストのサイモン・フォックストン、クリエイティブディレクターのニック・グリフィス、インテリアデザイナーのアダム・ブレイの5名によって《OFFERING(オファリング)》を立ち上げた。ファブリックの柄は、アダム・ブレイが収集してきたビンテージのファブリックや陶器などのアーカイブに着想を得て製作した。シェイプは汎用性が高く、快適さを重視しており、全製品を日本で生産している。美しいテキスタイルのシャツやパンツが並ぶ中、目を引いたのは、総柄のカーディガン。ブリットな雰囲気を想起させるパターンだが、上品な仕上がりになっている。2025年春夏コレクションは国内では《ドーバー ストリート マーケット ギンザ》だけで展開される。

¥63,800(M)

BIRKENSTOCK 1774

名作をモダンにアップデート。

《ビルケンシュトック 1774》から、「アリゾナ」のナイロンコレクションが発売。ひとつの形状に焦点を当て、耐久性と汎用性に優れたナイロンを使用することで、機能性を強調し新たな解釈を加えている。強調されたプロポーションで「アリゾナ」の馴染み深いフォルムを生かしながらも、ブランドの核となる洗練された多様性を体現している。クラフトマンシップ精神に溢れた、なんとも《ビルケンシュトック 1774》らしいアイテムだ。素足で履くのはもちろん、ソックスの合わせで素材感やカラーパレットを楽しむのもいいだろう。普段履いている「アリゾナ」を軽やかなシェイプやファブリックで現代的に再構築した一足は、新しいワードローブとして、これからの季節をきっと彩ってくれる。

¥86,900(L’envers)

BIBOJA

美しいラインを描くフレアパンツを、ハイウエストで。

《ビボヤ》はノルウェー生まれのデザイナー、ティボー・ロゼッティが2023年に設立された。ヨーロッパでは基本的に受注生産のビジネスを行っており、プレタポルテのコレクションは2025年春夏の日本での販売が初となる。テーラリングの技術を大切にするデザイナーにとって、それらは仕立てられたモノであるべきという考えが強くある。しかし、最も美しいと考えるパターンで既製服を制作するという条件のもと、既製服を作成したという。美しいスラックスがスタイルを完成させるという美学を持つティボーにとって、ハイウェストのフレアモデルのスラックスは、ブランドを最も表現しているアイテムと言える。生地はUK製のベージュのギャバジンを使用、適度なハリがありながらも、着用した際に綺麗なドレープが現れる。テーラードがベースでありながら、デザイナーズらしい思想に基づいたクリエイションを行う《ビボヤ》に今からチェックしておきたい。

¥20,900(NEPENTHES)

NEEDLES

パピヨンが妖しく踊る。

《ニードルズ》がイラストレーターの田中かえ氏とコラボしたカプセルコレクションを発表した。トラックスーツをはじめ、シャツ、ワッチキャップ、ルーズソックスなどトータルで展開予定。田中氏は手塚治虫氏、吾妻ひでお氏から影響を受け、イラストを描き始め、近年では乃木坂46や《ビームス》、新日本プロレス「エル・デスペラード」など幅広いジャンルとのコラボレーションで注目を集めている。《ニードルズ》を象徴するパピヨン柄が大胆にプリントされた半袖レーヨンシャツは、ブランドらしい色気に溢れた仕上がりに。コレクションのルックのように、トラックスーツやデニムで、フリーキーな雰囲気で合わせたい。《ニードルズ》のハワイアンシャツで夏は乗り切りたい。

 

 

Photography_TORU OSHIMA.

Edit_ETSU ISHIKAWA(Righters).

SHARE