Mar 16, 2026
By THEM MAGAZINE
CUT UP Vol.06-03
BIELO
乾いた情熱。
《ビエロ》はスペイン・カタルーニャ地方にある家族経営のニット工場から生まれたファクトリーブランド。2世代にわたり受け継がれてきたクラフツマンシップを背景に、30人の職人が素材選定から縫製、仕上げまでを一貫して担う。イタリア、日本、イギリスの上質な糸を用い、欧州のラグジュアリーブランドからも信頼されてきた確かな技術が基盤だ。インターシャで編み立てたアーガイル柄を、島精機の編み機によるホールガーメント製法で表現した半袖ニットは2026年春夏の新作。伝統と革新を融合し、色彩とテクスチャーの探求を重ねる《ビエロ》らしい、創造性に富んだ一着に仕上がっている。
EASTMOND APPAREL
英国仕立ての遊び心。
バルバドスに生まれ、ロンドンで育ったデザイナー、アンドリュー・イーストモンドが手がける《イーストモンドアパレル》。サヴィル・ロウの名門テーラーでカッターとして修業し、ニューヨークではヴィンテージディーラーとしての経験を積んだ後、ロンドン郊外のシャツファクトリーとともにコレクションを制作している。ジャーミン・ストリートやサヴィル・ロウの老舗にも供給する工場による英国生産を貫き、フルマシンメイドならではの端正で男性的な佇まいが魅力。本作はドレスシャツを基盤に、シャンブレー地のボディにベルベットのレオパード柄を襟元と袖口へ配した一着。クラシックなポインテッドカラーに柔らかな芯地を用い、伝統の中に程よい遊び心を忍ばせている。
THISTLES
視線を操る。
《シスルズ》はニューヨークのスタイリスト兼フォトグラファーのシスル・ブラウンが立ち上げたアイウエアブランド。彼は「ニューヨークは覗き見る者の街であり、サングラスは隠しながら同時に自分を映す道具でもある」と語る。AL(エーエル)は、柔らかな曲線と大胆なエッジを併せ持つ、ボリューム感のあるレクタンギュラーフレーム。60年代のジャクリーン・ケネディ・オナシスにインスパイアされたシルエットに、90年代のエッジィなムードを加えた、グラマラスでありながら洗練されたスタイルだ。眉に沿わせてフィットさせても、鼻梁にゆったりと乗せても美しく決まる設計で、掛け方によって異なる表情を楽しめるのも魅力。存在感がありながら、スタイリングに自然と溶け込むバランスの取れた一本に仕上がった。
ANCELLM
迷彩の新バランス。
デザイナーの山近和也が手がける《アンセルム》は2026年春夏コレクションを初のランウェイ形式で発表した。継続して製作するカモフラージュジャケットを今シーズンはミリタリーではなく、古いアウトドアギアをベースにデザイン。VINTAGEのミリタリーから、一周回って新鮮さを感じたというアメリカのダックハンターとドイツのレインドロップを採用。加工によって色の濃度を落とし、同等程度の濃度になるまで再び色を重ねることで奥行きを持たせた。ダブルZIPの逆開で裾が跳ね、綺麗なAラインを描く。袖先はライダースジャケットのような仕様とし、ウエストコードを低めに設定した。着こなしのバランスに面白さを加えてくれるはずだ。
【STOCKIST】
BIELO
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