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FASHION
Oct 31, 2025
By AccountRighters

More about VISIT JOURNAL STANDARD!

京都・三条にオープンした新店のこだわりの店づくり

株式会社ベイクルーズが手がける「JOURNAL STANDARD」の新たなメンズ店舗として、先月京都・三条にオープンした「VISIT JOURNAL STANDARD(ヴィジット ジャーナル スタンダード)」。2025年10月11日のグランドオープン&レセプションでは、関係者だけでなく、京都のファッショニスタ、国内外から京都に訪れた観光客など様々な人で賑わいを見せていた。店づくりに参画したキーマンたちの思いや約1ヶ月間の営業での率直な感想を聞いた。

 

__京都三条に出店した理由を教えてください。またオープンして少し経ちましたが、ローケーションの印象はいかがでしょうか。

 

「8月末までメンズ店を営業していた四条とは違い、トラフィックが常に安定しているとは言えないロケーションでもお客さんを呼び込むお店。そして『VISIT』という名前の通り、訪れる意味を空間や商品、スタイル、人やコトに出会えることで生み出すお店を作りたいと思ったのが理由です。自然が近くにあるので流れている空気も違い、街並みも良い意味で古いものと新しいものが交わっている感じが心地よいです」–執行役員・チーフディレクター 栗原潤

__大理石を使った重機や植物、テラスなど店づくりのこだわりを感じました。物件を決めてからの空間づくりは、どのように進めていったのでしょうか。

「立地的に、いつも通りの『JOURNAL STANDARD』の空間を作っても『わざわざ人が来てくれるのか?』ということもあり、思い切り新しいことをやってみるということから始まりました。物件自体が木造メインの建物で、せっかくなので全てそのまま活かしてベースを作っていき、そこに新しいエッセンスを加えて、全く新しいものを作ろうと試みました。

木造建築を活かしで店舗を作ると、どうしても“The京都”みたいな空間になってしまうので、『JOURNAL STANDARD』に高級感をプラスしてみようということから、エントランスから庭に抜ける床にクロカワ鉄板を敷き、大理石のグリーンオニキスで中央の台、壁面の棚などを作成、レジカウンターや壁面の造作什器はウォルナット材を使いさらに高級感を出しました。普段『JOURNAL STANDARD』では使用しない北欧家具も良いアクセントになっています。

中央のツリーオブジェやエントランスの植え込み、店内奥のちょっとした庭の植え込みも、一括して京都のフラワーショップ『Maestro』さんにお願いして空間に合う内容にしてもらいました。また視覚だけでなく、聴覚にも印象に残るようにCearさん、『ランブリングレコーズ』さん協力のもと、店内BGMには立体音響を採用し、心地いい空間に仕上がりました」–ヴィジュアルコーディネーター 森田誠

__レジ前の棚のアイテム構成や商品をそのまま縮小したようなキーホルダーなど、スーベニアショップのような雰囲気を感じる一角もありました。他の店舗と意識的に変えた部分、または初めての試みなどあれば教えてください。

 

「『JOURNAL STANDARD』メンズのスタイルを提案する店内に、ヴィンテージアイテムやギフトショップ『THE STAND』の商品を展開することで、遊びや空間の凹凸を取り入れ女性の方にも楽しんでいただけるお店づくりを目指しました。また『WORLDRY-WISE』の提案するジュエリーやヴィンテージウォッチなどを展開し、ファッションにおける引き算の楽しさや余白を持たせたことも含め、すべてが新しい試みになっています」–執行役員・チーフディレクター 栗原潤

__約1ヶ月の営業を経ての率直な感想、お店に訪れた人の反応について教えてください。

 

「率直な感想として、『京都メンズ藤井大丸店』をクローズしてから『VISIT JOURNAL STANDARD』をオープンするまでの空白の1ヶ月でのお客様の離反がお店として非常に不安でした。しかし変わらず沢山のお客様が足を運んで下さり本当に安心しました。反応は想像を越えており、『圧倒される空間と魅力』『品揃えの特別感』『居心地の良さ』を言葉として頂けたことは非常に嬉しく思います。この京都三条の地に無事構えられた事への安堵と共に、今後の更なる発展に向けて進んでいきたいと思います」–VISIT JOURNAL STANDARD京都店店長 小原大紀

NANGA × JOURNAL STANDARD 「AURORA TEX® Down Jacket」¥59,400
BARBOUR×JOURNAL STANDARD 「SPAY JACKET」¥73,700
OUIE
WILLIIE TAYLOR
A LEATHER for JS 「COMBINATION TRUCKER JACKET 」 ¥220,000
YOKE×JOURNAL STANDARD 「CONNECTED COVERALL JACKET」
¥93,500

__今後展開する新作アイテムなどはありますか。

「これからの寒い季節に最適な1980~90年代のダウンジャケットのディテールをベースに現代的な解釈を加えた《ナンガ》とのコラボレーションダウンや、ワックスドコットンにウォッシュ加工を施した《バブアー》の『SPEY JACKET』の『JOURNAL SNDARD』別注、トグルやキーリング、コードロック、カラビナなど日常の道具を昇華させたイギリスのファインジュエリー《ウィー(OUIE)》、《ウィリー テーラー(WILLIE TAYLOR)》のネクタイ、《エーレザー(A LEATHER)》と製作したコンビカラーのトラッカージャケット、《ヨーク(YOKE)》とのドッキングシリーズを再構築したコラボレーションなど、お客さまご提案したいアイテムが目白押しです。ぜひお店で実際に手に取っていただけると嬉しいです」–チーフバイヤー・プレス 松尾忠尚

 

新作アイテムも続々と追加され、店内のレイアウト方法も随時変化を加えていくという。訪れるたびに新鮮な発見が得られる京都の新たなメンズファッションの目的地「VISIT JOURNAL STANDARD」に是非足を運んでみてはいかがだろうか。

 

【店舗情報】

VISIT JOURNAL STANDARD

住所:京都府京都市中京区三条通柳馬場東入中之町4番地

営業時間:11:00 ~ 20:00

TEL.075-320-3444

Instagram:@visit_journalstandard

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