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MUSIC
Nov 02, 2020
By THEM MAGAZINE

Crowdfunding Campaign by 「RISIKO」

ドイツの音楽シーンの“今”を紹介するインディペンデントマガジン『RISIKO』によるクラウドファンディングキャンペーンが開催中。

ドイツのアンダーグラウンド、オルタナティヴな音楽シーンの“今”を紹介するベルリン拠点のインディペンデントマガジン『RISIKO(リジコ)』が、創刊号へ向けたクラウドファンディングキャンペーンを11月29日まで開催中。

 

ドイツというとテクノやメタルといったイメージが先行してしまい、ロックを中心としたドイツの音楽シーンはあまりスポットライトが当たらない存在だ。『RISIKO』はそんな鎖国状態の続くドイツの音楽シーンを紹介し、興味を持つ人を増やすことはもちろん、ドイツ国内のミュージシャンが国外に発信できる環境を作っていく、そして今ドイツで何が起きているのかを記録に残していくことを目指したマガジン。「WALL(壁)」をテーマとした創刊号では、ドイツ在住の新旧ミュージシャン30組をピックアップ。「CAN」のダモ鈴木、「NEU!」のミヒャエル・ローター、「DAF」のロバート・ゴール、 「アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン」のアレクサンダー・ハッケといった大御所ミュージシャンから、2019年に初来日を果たしたアイソレーション・ベルリンなど現行の若手バンドまで参加している。

ほかダモ鈴木の雑談インタビューをはじめ、ジョイ・ディヴィジョンや電気グルーヴの盟友マーク・リーダーやディー・テートリッヒェ・ドーリスのヴォルフガング・ミュラーによる『Risiko bar』での思い出を綴った寄稿文も掲載。連載記事として、ジャパニーズ・クラウトロック・バンド、南ドイツのフロントマンであるKyotaro Miulaの映画コラムや、オスカ・ワルド(チャカマック)とコニー・プランクトン(トーイングス)による文通コミックも展開予定だ。

集まった支援金は創刊号の制作費などへ回されるほか、支援者にはオリジナルトートバッグやTシャツなど支援金額ごとのリターンが用意されている。創刊号は12月にドイツ、1月に日本でリリース予定。

 

これまで日本ではあまり注目されてこなかったシーンにスポットを当てた『RISIKO』は、読者に新たなカルチャーの視点を与えてくれる。その音楽好きにはたまらない内容を、日本語で熟読できるのは嬉しいところだ。

 

<参加ミュージシャン>

Damo Suzuki (CAN)・Michael Rother (NEU!)・Moritz R (Der Plan)・Robert Görl (DAF)・Frank Z (Abwärts)・Gudrun Gut (Malaria!)・Östro 430・Alexander Hacke (Einstürzende Neubauten)・Thomas Fehlmann (Palais Schaumburg)・WolfgMüller (Die Tödliche Doris) ・Andreas Dorau・Frank Spilker (Die Sterne)・Stereo Total・Jan Müller (Tocotronic)・King Khan・Melissa E. Logan (Chicks on Speed)・Chuckamuck・Jaakko Eino Kalevi・Mary Ocher・Eastie Ro!s・Camera・Erregung Öffentlicher Erregung・Fenster・Isolation Berlin・Friends Of Gas・Kyotaro Miula (Minami Deutsch)・International Music・GYM Tonic・Swutscher・Jealous

 

【キャンペーン情報】

タイトル:「Support RISIKO magazine」

期間:~11月29日

URL:kickstarter.com/projects/risikomagazine/support-risiko-magazine-risiko

プロモーションビデオ:youtu.be/84wYnWDpWyg

RISIKO magazine

クラウトロック、ノイエ・ドイチェ・ヴェレ、ハンブルガー・シューレ、そして現在まで。ドイツのアンダーグラウンド/オルタナティヴな音楽シーンの「今」を紹介するインディペンデントマガジン。

発行:年2回
判型:W182mm × H257mm
頁数:50 ページ(TBA)
言語:日英バイリンガル

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