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CULTURE
May 19, 2023
By THEM MAGAZINE

「太宰府天満宮」にて3年間限定の特別な“仮殿”が完成

建築家の藤本壮介氏と《マメ クロゴウチ》の共演によって生まれた伝統と革新が共存する“仮殿”

 

「太宰府天満宮」では、学問、文化芸術、至誠の神として広く仰がれている菅原道真公(天神さま)に縁の深い25という数に因み、25年毎に式年大祭を執り行ってきた。2027年には、菅原道真公が薨去してから1125年という大きな節目を迎える。
そのため、1125年式年大祭を前に令和5年5月より約3年の歳月をかけ、124年ぶりに重要文化財である御本殿の大改修を行う。それに伴い、御本殿前には改修期間中に参拝客を迎える“仮殿”が建設された。

 

 

「天満宮」が紡いできた1100年以上の歴史と伝統を未来に繋げていくことを意識し、御本殿を踏襲した伝統的な造りと現代的なデザインが共存した、全く新しい“仮殿”は、国内外で活躍する建築家であり、大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーも務める藤本壮介氏率いる藤本壮介建築設計事務所がデザインと設計を手がけた。「天満宮」周辺の環境とともに季節や天候によって様々な移ろいを見せる屋根の上の植物が特に印象的である。
そして、《マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)》がデザインを担当した御帳(みとばり)と几帳(きちょう)には、現代の織機を用いながら、古代染色などの古来の手法と融合させて作った美しい生地が使われ、社全体を含む生命の景色が表現されている。

 

わずか3年間しかお目にかかれない壮大な“仮殿”。この機会に文化芸術の神様である天神さまへ参拝にあがってみてはいかがだろう。

 

 

【問い合わせ先】
太宰府天満宮 式年大祭広報事務局
TEL.03-5572-6071
E-MAIL : dazaifutenmangu@vectorinc.co.jp

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