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BOOK
Jun 24, 2020
By THEM MAGAZINE

GUCCI launches new artbook“Beaten & Blown by the Wind”

《グッチ》が限定版アートブックの最新作“Beaten & Blown by the Wind”を出版。

これまでにヨルゴス・ランティモスやペイジ・パウエル、マリナ・チコーニャらとともに、アートブックを発表してきた《グッチ》。今回新たに出版される待望の最新作は、アメリカ出身のフォトグラファーのブルース・ギルデンがローマで撮影した写真を編集。これまでと同様にアレッサンドロ・ミケーレがディレクションを手がけた。

 

“Beaten & Blown by the Wind”と題された本アートブックは、アレッサンドロ・ミケーレのデザインによる、《グッチ》の2020年プレフォール コレクションをまとった人々のストリート・ポートレートが収録され、フォトグラファーとミケーレ、そしてブランドのスペシャルなコラボレーションが実現した。ギルデンの特徴である、フラッシュの強い光と至近距離で撮影される被写体のリアルな温度感が表現された写真集だ。撮影されたポートレイトの中には、イタリアのミュージシャンであるアシール・ラウロ、イタリアの女優でモデルのベネデッタ・バルジーニ、そして米国のファッションモデルで活動家のベサン・ハーディソンの姿も。時折挟み込まれる、モノクロームのローマの街が、人物の写真とは違った角度で本作の世界観を広げている。

 

今回の制作に関して、ミケーレは「ブルースは人間性を詩的なまなざしで見つめる、素晴らしい人です。私たちはどちらも人々の顔というものに情熱を抱き、その表情、個性、ルックスへのこだわりを持っています。フォトグラファーと撮影に臨むことは他者の目を通して見ることになり、ブルースの目を通して見るのは魅力に満ちた体験でした。まるで実験室の顕微鏡で物事を見ているような気分でした」と、コメント。

 

ギルデンも初のチャレンジに高揚し、ローマで実現したミケーレとのコラボレーションに対して刺激的な体験だったと語った。

 

また、毎回見る者に感嘆のため息を漏らさせる美しい装丁にもミケーレの美学が息づいている。今回は昔の学術書をイメージしたデザインで、レッドベルベットの表紙にタイトルが金箔押しで入れられている。

 

限定版アートブック、“Beaten & Blown by the Wind”は、ロンドンに拠点を置く出版社の「IDEA」から先日発売され、フィレンツェの「グッチ ガーデン」、ニューヨークの「グッチ ウースター ブックストア」でも購入可能だ。

【問い合わせ先】
グッチ ジャパン クライアントサービス
TEL.0120-99-2177
gucci.com

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