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CULTURE
Jun 13, 2022
By THEM MAGAZINE

「都市とは何か」横山隆平の個展「HOLES and SCARS」が開催

「都市とは何か」を主題にした横山隆平の個展「HOLES and SCARS」が開催

2022年6月10日(金)〜7月16日(土)の期間で、写真を軸にプライマリー作品を扱う現代美術ギャラリースペース「KANA KAWANISHI GALLERY」にて、「都市とは何か」を提唱する横山隆平の個展「HOLES and SCARS」が開催される。

WALL stanza (Third)

本展では、横山の代表作「WALL」に加え、新作「STUFF」シリーズを組み合わせ、都市の姿を立体的に表現する作品を展示する。

 

ストリートにおける雑多な壁のその存在の有り様をテーマとした「WALL」シリーズと、路上に転がるモノの集積による「STUFF」シリーズは、都市風景の一片を立体的に提示している。

 

真新しい新品にばかり価値を置き、大量生産、大量消費をし続けている現代社会に対して、横山は、被写体のセレクトからプリント制作過程のひとつひとつまでを慈しみながら、時間経過や風化の様相にこそ真価があることを示唆することで、新たな都市の姿を表している。

 

類を見ない横山独自のストリート写真と共に、今一度、「都市とは何か」を考えてみると新たな発見が生まれるのではないだろうか。

横山隆平

写真家。1979年生まれ。「都市とは何か」をテーマとし、モノクロフィルムによるストリートスナップを中心に作品を展開。流動する都市の姿を、視点やアプローチを変えながら制作を行う。彼の代表作「WALL」は顔料箔を熱圧着したメディアにUVプリンターという特殊な印刷機によって作り出された。見る角度によって変化する全く新しい写真作品となり、「印刷」という技術と「写真」という方法で常に新しい写真作品を作り続けている。主な作品集に「風に転がる紙屑に書かれたような美しい、光と踊るネズミのグラフィティ史」(2018年、BUFFALO PRESS)など。

 

【個展概要】

会場: KANA KAWANISHI GALLERY

〒135-0021  東京都江東区白河4-7-6  ※ギャラリー前に駐車可能

会期: 2022年6月10日(金)〜7月16日(土)

開廊: 水曜〜土曜 13:00〜19:00(日・月・火・祝 休廊)

 

【問い合わせ先】

KANA KAWANISHI GALLERY 公式サイト

Eメール:gallery@kanakawanishi.com

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