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ART
Aug 07, 2020
By THEM MAGAZINE

MEET Yusuke Hanai PROJECT by AllRightsReserved

アーティストプロジェクトレーベル、「MEET PROJECT」に花井祐介氏の作品が登場。

これまでもアンディー・リメンターの『DOWNTOWN』スカルプチャーシリーズ、岳敏君の『GENESIS』のインテリアコレクタブル、エリック・パーカーの『 FUTURE 』コレクションなど、画期的な作品を発表してきた香港を拠点とするクリエイティブスタジオAllRightsReserved が創立したアーティストプロジェクトレーベル「MEET PROJECTby AllRightsReservedから、今回日本人のアーティストの花井祐介氏の作品が登場する。

 

MEET Yusuke Hanai PROJECT」は、『DOWN BUT NOT OUT / ダウン・バット・ノット・アウト』と題した同氏の最新オリジナル作品となるウッドスカルプチャーと、同じタイトルのウッドボトルの2作品で展開され、810日より世界で個数限定で発売される。 花井祐介氏は20代でサンフランシスコへ渡りアートを学び、50〜60年代のアーティスト、ビートニックス、ヒッピー、サーファーなど、さまざまなカウンターカルチャーの影響を色濃く受けながら、日本の美的感覚とアメリカのレトロなイラストレーションを融合させ、独自のスタイルを確立。現在は国内外問わず活動の幅を広げているアーティストだ。過去の立体フィギュアの創作経験を生かし、今回の協業では、現代アートと職人技を融合し、本人にとって初となるウッドスカルプチャーに挑戦した。一番の目玉となる約19インチの彫刻作品は同氏にとって最大のサイズの立体作品となる。

 

「今回発表するウッドスカルプチャーは普通のフィギュアよりすこし大きめですが、木彫りの人形なので北海道の木彫りの熊に腰掛けてもいいし椅子に腰掛けさせても、棚のエッジに腰掛けるように置いてもいいです。たまに眺めて、失敗してやけ酒している馬鹿な男を笑ってください」と花井氏はコメント。同時に発売となる高さ約8.7インチのウッドボトルは一輪挿しなどインテリアとしても楽しめるアート作品だ。

 

今回の作品、『DOWN BUT NOT OUT /ダウン・バット・ノット・アウト』は人生がうまくいかない時のつらい気持ちを自虐的に茶化して笑い、また前に進むという、シンプルな生き方を表現したナラティヴ・アート。タイトルの『DOWN BUT NOT OUT /ダウン・バット・ノット・アウト』は、「ダウンしたが、まだKOされていない」というボクシング用語から派生した言葉となっており、作品の主人公は「大変な人生で疲れていても、もう一度上をむいて頑張る人」を想像して作られた。

 

「子供の頃から友人とふざけて茶化しあいながら絵を描くのが好きでした。友人の癖や失敗、似顔絵を茶化して笑いあってきました。やってることは今でもかわりません。自分たちの人生は子供の頃に思い描いていたような輝かしいものとはかけ離れています。馬鹿な失敗をたくさんしてきました。でもその度に友人と酒をのみ自分たちの失敗を自虐的に笑い合い明日のエネルギーにしてきました。今の人生は子供の頃に思い描けなかったほど充実しています。失敗したり嫌な目にあったり大切なモノをなくしたり、大変なウィルスが世界中に蔓延したり、辛いことは生きていると沢山あるけど生きているかぎり終わっていない、ちょっと休めば立ち上がってまた前に進みます。“Down but not out”そんな気持ちで作った作品です」と作品について花井氏は語る。ユーモア溢れる作風は顕在で、停滞した日々に希望を見出せる、そんな力のあるこの作品によって、前向きに進む英気を養うことができるのではないだろうか。花井祐介氏の、ストレートなメッセージを感じ取りたい。

ウッドスカルプチャー(ハンドペイント)エディション15
ウッドスカルプチャー(ハンドペイント)エディション15
ウッドスカルプチャー(ハンドペイント)エディション15
ウッドスカルプチャー(ハンドペイント)エディション15
ウッドスカルプチャー(ハンドペイント)エディション15
ウッドスカルプチャー(ハンドペイント)エディション15
ウッドボトル(シリアル番号入り)200個限定 ¥32,000+(tax)

【販売日】

8月10日 日本時間12

9月より順次発送予定

 

【販売店舗】

ddtstore.com

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