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FASHION
Jul 16, 2018
By TORU UKON (Editor in Chief)

【これ、買いました。#002】《BEAMS》のヘビーオックスフォードイージーフィットボタンダウンシャツ

商品名がぁ長い〜!(千鳥のノブ風)

 

しかし、これは今年大活躍してくれているボタンダウンシャツです。

 

ボタンダウンシャツ、と言うとトラディショナルなアイテムで、どのブランドでもどのシャツでも大差ないだろう、と思いがちですが、実はトレンドに結構左右されているんです。

 

《バンドオブアウトサイダー》が人気だった5〜6年前は、スリムフィットで着丈の短い襟の小さめなスタイルのボタンダウンシャツが多かった。その反動からか、一昨年ほど前から、ビッグシルエットのボタンダウンへの注目が高まってきている。このブラグでも、90年代に大ヒットした《ポロ ラルフ ローレン》の「Big Shirt」を個人的に古着屋さんで探しまくっていることを書いた。

 

そんな僕に、《BEAMS》の敏腕ディレクター中田慎介さんが「こんなの、作っているんですが?」と紹介してくれたのが、ここで紹介するルーズフィットのボタンダウンシャツ。

 

Mサイズを着用すると、これまでの《BEAMS》のシャツだとXLくらいのサイズ感になる。まさにビッグシャツ。 しかし、袖丈、着丈、袖口などはゆるゆるではなく、ピタッと治る。そこがやり手の中田さんの腕。 「あまりだらしなくならないように」と日本人のお客の好みも熟知している。 パターンは《ポロ ラルフ ローレン》の「Big Shirt」をそのまま抜いたのではなく、いろんな90年代のアメリカブランドの いわば、「シャツの中で体が泳ぐ」といったクラシックフットのシャツをブレンドして、パターンを起こしたに違いない。 襟の小いささはオリジナルで、このあたりも「可愛い」好きな中田さんの狙いではないか。

 オフィシャルのモデルさんはMサイズを着用して、こんなゆったり感。 僕は、前のボタンをすべて開けて、中にプリントTシャツをきて、ジャケット風に着ている。それには《BEAMS》のこんなビッグシャツがとても重宝するのだ。 生地がヘビーオックスフォードでしっかりしていて、厚い。ごつい。これがジャケット風に着るのに都合がいい。カバーオールを羽織る感じ。冷房のキツい室内の仕事でも役立つし、大きな乳首隠しにも使える(笑)。 一口にボタンダウンシャツと言っても生地の厚さや、パターンなどによって、TPOで着分けを楽しむことができるのだ。 僕は中田さんのディレクションに心底感心して、白とブルーの二色を購入。白はLサイズで、ブルーはM サイズにしてみた。サイズを分けたのは、合わせるパンツとの関係を考えて。他にブルーのストライプもある。こちらは《ポロ ラルフ ローレン》の「Big Shirt」で見つけたので、我慢した。 

この長い商品名のボタンダウンシャツだが、ヘビーオックスフォードはすでにソールドアウト。秋にはコーディロイに生地乗せ代えでリリースされる。そちらもオーダーさせてもらった。ここでブログに書いたのは、次の春夏には定番化して欲しい、と思ってのこと。

 

ところで《バンドオブアウトサイダー》のスリムなボタンダウンシャツはどうしようか、、、

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