《グッチ》がデリム美術館でアートエキシビジョンを開催。デリムグループのアート。
韓国・ソウルの「大林(デリム)美術館」は建設の分野などで知られる大林グループの文化財団が1996年に設立した美術館。そして韓国初となる「グッチ プレイス」です。ここでは2019年1月まで2017年 秋冬コレクションで《グッチ》とコラボレーションしたココ・キャピタンの“Is It Tomorrow Yet?”展が開催されていました(行きたかった……)。
現在、「デリム美術館」では《グッチ》が主催する“No Space, Just A Place”と題された展覧会が7月12日まで開催されています。ソウルの豊かな文化的景観と現代美術シーンをサポートするという目的のもと、ミリアム・ベン・サラがキュレーション、アレッサンドロ・ミケーレのエテロトピアに関する考察を軸にした“他の空間”とは何かの新しい定義を提案するというもの。
ソウルで1990年代後半に“ホワイトボックス”的な商業ギャラリーに反抗したインディペンデントなスペースが多数登場したことで巻き起こったアーティストの政治を巻き込む芸術的論争がヒントになっているらしい。実際に訪れた韓国人の人たちの感想は「理解できなくて難しかった…」「ホワイトキューブを超えてアーティストの世界観が広がり、面白かった」などなど。
今すぐ韓国へ!……
というのは難しいので、“No Space, Just A Place”360°ツアーを楽しんでみてください。今回は、ソウルのインディペンデントアートスペース 「Audio Visual Pavilion」「Boan 1942」「D/P」「Hapjungjigu」「OF」「Post Territory Ujeongguk」「Space illi」「Space One」「Tastehouse」「White Noise」が“他なる空間”(エテロトピア)というテーマを通してそれぞれのプロジェクトを展示しています。